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こちら。
被災地ニセ医者―だまされた日テレ「スッキリ!!」も釈明
2011/8/15 15:22
「被災地ニセ医師」だまされた阿部レポーター再び取材―相手が上手
2011/8/17 15:13
「東大医学部卒」ニセ医者、ウソまみれの“赤チンドクター” - 政治・社会 - ZAKZAK
北海道新聞
無資格の医師、日テレも紹介 7月放送の情報番組で(08/12 14:16)
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日本テレビは12日、朝日新聞が「医師」と誤報した男性を、7月11日午前に放送した情報番組「スッキリ!!」で取り上げたと明らかにした。
同局によると、猛暑の中、東日本大震災の被災地で熱中症にかかったボランティアのケアをする医師として男性が登場したという。
同局は「宮城県石巻市の社会福祉関係者などを通じ、紹介を受けた」としている。
朝日、記事で「医師」と誤報 宮城県警、無資格医療容疑で捜査(08/12 11:05、08/12 14:58 更新)
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朝日新聞は、東日本大震災後に宮城県石巻市で「ボランティアの専属医」を務めていると10日付朝刊の「ひと」欄で紹介した「米田きよし(42)」と名乗った男性が、日本の医師資格を持っていなかったことが分かったとする記事を12日付朝刊(東京本社)に掲載した。
朝日新聞はおわびの記事を掲載。問題の記事全文を削除するとし、「記事で紹介した経歴に複数の虚偽があることが判明し、日本の医師資格は持っていないと判断しました」などと経緯を説明した。
一方、宮城県警は同日までに、医師法違反の疑いがあるとみて捜査を始めた。
「犯罪と認識」と自称医師 取材に無資格医療認める(08/15 23:39)
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東日本大震災後に宮城県石巻市で医師資格を持たずに医療行為をしていた疑いのある「米田(よねだ)きよし」を名乗る男性が15日、共同通信の電話取材に応じ、「日本の医師資格は持っておらず、医師法違反に当たると認識している。石巻市民には悪いことをした」などと話した。
男性が石巻市社会福祉協議会に提出した「医師国家資格認定証」とするカードは「インターネットを通じ6月中旬に約2万円で業者に作ってもらった」と説明。厚生労働省によると、認定証は存在せず、宮城県警は男性の医療行為が医師法違反の疑いがあるとみて捜査している。
ボランティア“治療”の自称医師を無資格容疑で逮捕へ 宮城県警(08/18 19:47、08/18 22:56 更新)
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東日本大震災後に宮城県石巻市で「米田きよし」を名乗る男性が医師資格を持たずに医療行為をしていたとして、宮城県警石巻署などは18日、医師法違反容疑で、男性が活動拠点にしていたキャンピングカーを家宅捜索した。同署は容疑が固まり次第、男性を逮捕する方針。
同署は、石巻専修大学(石巻市)の駐車場に置いてあったキャンピングカー内から、医療行為に使用したと思われる道具などを押収した。車の所有名義は男性と別人という。
石巻市社会福祉協議会によると、男性は4月ごろからボランティアの活動拠点の石巻専修大学にやって来て、くぎが刺さったボランティアなどに手当てをしていた。
自称医師の男、札幌で逮捕 被災地で活動 医療行為の疑いも(08/19 09:46、08/19 18:20 更新)
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東日本大震災の被災地、宮城県石巻市で資格を持たずに医師の名称を使ったとして、宮城県警石巻署は19日未明、医師法違反(名称の使用制限)の疑いで住所不定、「米田きよし」こと職業不詳の米田吉誉(よねたよしたか)容疑者(42)を逮捕した。
逮捕容疑は6月下旬ごろ、石巻市で同市社会福祉協議会の職員に、医師の資格がないのに「医師国家資格認定証」などと記載されたカードのコピーを提出するなどして医師の名称を使った疑い。調べに対し「自分は医師だ」と容疑を否認しているという。
石巻署によると、札幌市内の知人宅にいた米田容疑者の身柄を確保。19日午前、新千歳空港を出発し、仙台空港に到着した。同署に身柄を移送する。石巻署は、米田容疑者が医師免許を持たずに医療行為を行っていた疑いもあるとみて、医師法違反(無資格医業)容疑での再逮捕も視野に捜査する。
米田容疑者がコピーして提出した認定証は大阪市の市章が入っており、顔写真やICチップ、QRコードの配置などが同市の住基カードと酷似していた。同署は18日、活動拠点のキャンピングカーを家宅捜索し、キャンピングカーや書類などを押収した。
自称医師、無資格治療でも捜査 簡単な応急処置しかできず(08/19 16:59)
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東日本大震災の被災地、宮城県石巻市で資格がないのに医師の名称を使ったとして、医師法違反の疑いで宮城県警に逮捕された住所不定、職業不詳米田吉誉容疑者(42)が、傷の手当てなどを求めてきた人に消毒液を塗るなどの簡単な応急処置しかできなかったことが19日、捜査関係者への取材で分かった。
治療に必要な知識がなかったとみられ、宮城県警石巻署は、米田容疑者の処置が医師資格を持たずに医療行為をした医師法違反(無資格医業)に当たるかどうか慎重に調べを進めている。
逮捕の自称医師、札幌にも居住 周囲には「パイロット」
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(08/20 06:50、08/20 09:43 更新)
東日本大震災の被災地、宮城県石巻市で資格がないのに医師の名称を使ったとして、宮城県警石巻署に医師法違反(名称の使用制限)の疑いで逮捕された住所不定、職業不詳の米田吉誉容疑者は、2002年前後に札幌市内に居住していたことがあった。当時、札幌市豊平区内の飲食店の常連で、周囲には「パイロット」とかたっていたという。
この飲食店の男性店長(40)によると、米田容疑者は温厚で、いつも1人で店に来ては車の話をしていたという。
また、キャンピングカーをけん引した高級外車も店先に止め、飲酒後はそのままキャンピングカーで寝泊まりしていたという。
米田容疑者が逮捕されたことについて、男性店長は「人をだますような人間だとは思わなかった」と驚いていた。
自称医師、助成金を交際女性に 宮城県警が使途捜査(08/20 17:40)
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宮城県石巻市で資格がないのに医師を自称したとして、医師法違反の疑いで逮捕された住所不定、職業不詳米田吉誉容疑者(42)が、日本財団から受け取った助成金100万円の一部を交際していた30代の女性に渡したと周囲に話していたことが20日、分かった。
県警石巻署は、米田容疑者が被災地で活動したのは、助成金目当てだった可能性があるとみており、100万円の使途を調べている。
米田容疑者とボランティア活動をしていた関係者によると、米田容疑者は、自ら代表を務めるボランティア団体が受け取った100万円の一部を女性との飲食代や生活費に使ったと明かしていたという。
asahi.comより
被災地で資格なく医療行為 石巻で活動、本人「医師だ」
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2011年8月12日15時48分
東日本大震災で大きな被害を受けた宮城県石巻市で医師として活動してきたボランティア団体代表が、実際には日本の医師資格を持たずに医療行為をしていたことが朝日新聞の取材でわかった。
この代表は「米田きよし」と名乗る人物。震災後、遅くとも4月から同市内のボランティア活動拠点に常駐し、活動中にけがをしたり体調を崩したりした人を対象に傷の手当てや投薬をしていた。
代表は、活動拠点を運営している石巻市社会福祉協議会から医師であることの証明を求められた際、「医師国家資格認定証」「厚生労働省認定」などと日本語で書かれた顔写真入りのカードのコピーを渡していた。また、カナダ国内の病院に所属する救命救急医であると英語で記した名刺を使っていた。
しかし、医師免許を所管する厚生労働省医事課は11日の朝日新聞の取材に対し、医師の資格を証明するのは「医師免許証」であると説明。協議会がコピーを保管している「認定証」は発行していないとした。さらに、朝日新聞が名刺に記された病院に確認したところ、「この名前の医師は一度も働いたことはない」との回答を得た。
代表は朝日新聞の11日夜の電話取材に対し、「認定証はカナダ政府に作ってもらった」「名前の部分は偽名だ」などと述べたうえで、「米国で取得した免許を書き換えており、自分は医師だ」と主張した。
この代表の団体は、日本財団が被災地支援のためにNPO法人やボランティア団体に支給している助成金を申請していた。団体側には7月に100万円が助成された。
協議会は12日、報道陣に対し、「認定証」のコピーを公開した。協議会は「まじめにボランティアをしてくれていたので信用していた。医師でないとすれば非常に残念だ」とコメントした。代表からは4日ごろから連絡がないといい、今後、話を聞きたいとしている。
宮城県警は12日、医師法違反などの疑いで捜査に着手した。捜査関係者への取材でわかった。協議会の関係者から話を聴いているとみられる。本人からも事情を聴く方針で、所在の確認を進めている。厚生労働省も事実関係の調査をする。
■「ひと」欄で紹介、おわびします
朝日新聞は10日付朝刊2面の「ひと」欄に「被災地で『ボランティアの専属医』を務める米田きよしさん(42)」との記事を掲載しました。5月以降、複数回にわたって面談と電話で本人を取材した記者は「日本の医師免許を持っている」と聞いていました。
掲載後、記事を見た社外の方から「米田氏は医師ではない」との情報が寄せられました。確認作業を進めたところ、記事で紹介した経歴について複数の虚偽や虚偽の疑いがあることが判明しました。海外の医師免許を書き換える仕組みがないことも確認しました。その他の取材結果も踏まえ、日本の医師資格は持っていないと判断しました。
さらに事実関係の確認作業を続けていますが、無資格者による医療行為はただちに止める必要があると考え、12日付朝刊でこれまでに把握できた事実と、ここに至った経緯をお知らせしました。そのうえで、事実と異なる内容を掲載したことを読者と関係者の皆様におわびし、この記事の全文を削除しました。
資格なく医療行為 医師法違反容疑で活動用の車押収
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2011年8月18日20時8分
宮城県石巻市で医師として活動していたボランティア団体代表が日本の医師資格を持っていなかった問題で、宮城県警は18日、医師法違反の疑いで代表が活動拠点としていたキャンピングカーを捜索した。
代表は「米田きよし」と名乗る人物で、震災後、被災地でボランティア活動をし、けがをしたり体調を崩したりした人に傷の手当てや投薬をしていた。
午後4時すぎ、県警の捜査員数人が、同市の石巻専修大学内にある市災害ボランティアセンター駐車場に止めてあったキャンピングカーに入り、キャンピングカーとともに荷物など数十点を押収した。
英文の名刺・認定証…小道具使って医師装う 米田容疑者
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2011年8月19日15時28分
医師法違反(名称の使用制限)の疑いで逮捕された米田吉誉容疑者は、石巻市の石巻専修大のキャンパス内に置かれた災害ボランティアセンターを拠点として、「ボランティアの専属医」を名乗って活動していた。どうやって医師をかたっていたのか。
センターを運営する石巻市社会福祉協議会(社協)には、すべて英字で書かれた名刺を残していた。記された病院名はカナダに実在する病院で、病院を経営する医療グループのマークがカラーで印刷されている。「救急救命医」という説明の上に「Dr kiyoshi yoneta」と名前が記されていた。
朝日新聞に「米田氏は医師ではない」との情報が寄せられたことから、今月10日以降、名刺に記された病院に確認の問い合わせをしたところ、病院に所属している男性医師が震災後、カナダの医療チームの一員として石巻市を訪れ、米田容疑者に名刺を渡していたことがわかった。
病院によると、この医師は米田容疑者から、世界各地の津波や洪水などの被災地で活動したという説明を聞かされた。医療資材の袋も持っていたことから、米田容疑者のことを医師だと思っていたという。
病院の広報担当者は朝日新聞に対し、この病院で米田容疑者が働いたことはないと明言。米田容疑者の名刺については「名前の部分が書き換えられたようだ」と話した。
医師を装った疑い 被災地で活動の男を逮捕 宮城県警
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2011年8月19日18時48分
東日本大震災で大きな被害を受けた宮城県石巻市で医師として活動していた男が日本の医師資格を持っていなかった問題で、宮城県警は19日未明、住所不定、米田吉誉(よねた・よしたか)容疑者(42)を医師法違反(医師名称使用)の疑いで逮捕し、発表した。調べに対し、容疑を認めているという。
県警によると、米田容疑者は6月下旬、石巻市社会福祉協議会の職員から医師資格があることの証明を求められた際、「医師国家資格認定証」などと記載されたカードの写しを渡すなどし、医師でないのに医師の名称を用いた疑いがある。
米田容疑者は「米田きよし」と名乗り、震災後、遅くとも4月から同市内で、けがをしたり体調を崩したりしたボランティアを対象に傷の手当てや投薬をしていた。
県警は18日、米田容疑者が活動に使っていたキャンピングカーを捜索し、キャンピングカーとともに薬品や書類、パソコンなど80点以上を押収。医師法違反の容疑が強まったとして、19日未明、札幌市内の知人宅にいた米田容疑者を逮捕した。
当初、米田容疑者は「自分は医師だ。逮捕事実は分かったけれど、否認する」と話していたが、19日午後、石巻署での調べに一転して容疑を認めたという。「石巻に来た当初、医師と名乗り、けが人の手当てをしたことで周囲に医師と浸透し、後に引けずにうそをつき通してしまった」と話しているという。
県警は、資格を持たずに医療行為をする医師法違反(無資格医業)の容疑でも捜査を進めるとしている。また、米田容疑者が代表を務める団体が、被災地支援のためにNPO法人やボランティア団体などに支給される日本財団の助成金100万円を6月末に受け取っていることから、その経緯についても調べる方針という。
◇
米田容疑者は19日、捜査員とともに北海道・新千歳空港から定期便に乗り、仙台空港に到着。宮城県警石巻署に入った。
◇
〈医師法違反の罰則〉医師法では、医師ではないのに医師を名乗ったり紛らわしい名称を使ったりした場合には「50万円以下の罰金」、無資格で医療行為をした場合には「3年以下の懲役もしくは100万円以下の罰金」と定めている。
「後に引けず、うそをつき通す」 医師偽装容疑の男話す
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2011年8月20日3時3分
被災地・宮城県石巻市で「ボランティア専属医」と称して医師として活動していた住所不定、米田吉誉(よねた・よしたか)容疑者(42)が19日、宮城県警に医師法違反(医師名称使用)の疑いで逮捕された。「米田きよし」と名乗って数カ月にわたって石巻市にいた容疑者は、なぜ医師を装い続けたのか。
米田容疑者は札幌市内で逮捕され、同日午後、宮城県警石巻署に身柄を移された。捜査関係者によると、当初は「自分は医師だ」と主張していたが、午後には容疑を認め、「石巻に来た当初、医師と名乗り、けが人の手当てをしたことで周囲に医師と浸透し、後に引けずにうそをつき通してしまった」と話したという。
米田容疑者と接した人は、はじめは本物の医者と信じたと口をそろえる。
石巻市内で活動するボランティア団体の代表男性は5月上旬、左目に粉じんが入って目が開かなくなったときに米田容疑者に目を洗ってもらい、点眼薬を渡された。血圧を下げる薬を処方された地域のお年寄りもいたという。
米田容疑者が活動の拠点としていた災害ボランティアセンターを運営する石巻市社会福祉協議会の担当課長も、米田容疑者が医師として振る舞う場面に立ち会った。ボランティアの男性がサボテンのとげを体に刺したとき、米田容疑者がピンセットでとげを抜き、消毒薬を塗った。くぎを踏み抜いたボランティア女性の足も消毒していたという。担当課長は「医師だと信用していた」と話す。
県警は、米田容疑者の一連の「治療」行為が、医師法違反(無資格医業)にあたる可能性もあるとみる。
米田容疑者は過去にも肩書を偽っていたことがある。2001年ごろ、キャンピングカーの同好会で米田容疑者と知り合ったという福岡県内の男性は「当時は『米国の航空会社の貨物便パイロットで、医者だ』と言っていた」と証言する。米田容疑者は、05~06年に「パイロット」を自称して複数の交際女性から数百万円をだまし取ったとして詐欺罪に問われ、06年9月、大津地裁で懲役3年の実刑判決を受けている。
読売新聞より
医師免許ない男、被災地で治療か…4月から
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東日本大震災で被災した宮城県石巻市で、市災害ボランティアセンターを拠点に、医師免許を持たない男性が「医師」を名乗って、今年4月からけが人の治療などを行っていたことがわかった。
男性は現在、所在不明となっており、宮城県警は医師法違反(無資格医業)の疑いもあるとして捜査を始めた。
朝日新聞は10日朝刊の記事でこの男性を、カナダの大学病院所属の「小児救命救急医」と紹介しており、12日朝刊でおわび記事を掲載した。
同センターなどによると、男性は、ボランティア団体「WF(ワールドフュージョン)」代表の「米田きよし」と名乗り、4月上旬から市内の石巻専修大敷地内のテントに診察スペースを設け、けがをしたボランティアたちの治療にあたっていたという。
しかし、6月に大阪市内の調査会社から医師ではないのではないかなどの指摘が寄せられ、同センターが男性に医師資格を証明する書類の提示を要求。
男性は「医師国家資格認定証」などと記載された書類を提出した。また、民間団体の役員で「小児科医」と書かれた名刺も所持していたため、同センターはそれ以上、確認はしなかったとしている。
厚生労働省によると、男性が示した「認定証」は同省では発行しておらず、「米田きよし」という名の医師登録もなかった。
(2011年8月12日13時19分 読売新聞)
医師免許持たない男性、大阪市住基カード変造か
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宮城県石巻市で医師免許を持たない男性が医師を名乗り、けが人の治療などを行っていた問題で、男性は市災害ボランティアセンターに、医師の証明書として存在しない「医師国家資格認定証」のコピーを提出した際、余白に「外部にモレる事が無いようご協力願います」などと手書きで記していたことが分かった。
また、この「認定証」には、大阪市の市章が入っており、同市の住民基本台帳カードに酷似していた。
同センターによると、ボランティア団体「WF(ワールドフュージョン)」代表の「米田きよし」を名乗って活動していたこの男性について、大阪市内の調査会社から6月下旬、「かつて結婚詐欺をしたことがあるのでは」との内容のファクスが送られたことなどから、同センターが医師としての証明書類の提出を求めた。
男性が提出してきた書類はA4判で、上半分に「認定証」がカラーコピーされ、下半分に「WF代表小児科医米田の認定証原本コピーです」「本来、関係機関外に提出はしない為、外部にモレる事が無いよう合わせてご協力お願いします」とペンで書かれていた。
この「認定証」について、大阪市の住基カードの担当者は「市発行の2種類のうち、顔写真や住所の入ったものとそっくり。警察の照会があれば調査する」と話しており、同市では、同カードが変造された可能性もあるとみている。
(2011年8月13日03時02分 読売新聞)
医師認定証「作ってもらった」無免許診療の男性
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宮城県石巻市で医師免許を持たない男性が医師を名乗り、けが人の治療などをしていた問題で、この男性は13日、読売新聞の電話取材に、「法に抵触するから裁かれるだろう。近いうちに(警察に)出頭したい」などと話した。
男性が市災害ボランティアセンターに提出した、実際にはない「医師国家資格認定証」は、大阪市の住民基本台帳カードをもとに「人に作ってもらった」と認め、「国は言えないが海外の医師免許は持っている」などと主張した。
宮城県警は、医師法違反の疑いがあるとして捜査している。
男性はボランティア団体代表の「米田きよし」と名乗り、同センターを拠点に活動。東京都町田市の民間団体の役員で「小児科医」と書かれた名刺も所持していたが、6月に外部から「医師ではない」との指摘があり、今月上旬から所在不明となっていた。
(2011年8月14日10時22分 読売新聞)
自称「医師」の車、捜索へ…医師法違反容疑で
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宮城県石巻市の災害ボランティアセンターで、医師免許を持たない男が「医師」と名乗っていたとして、県警は18日にも、医師法違反の疑いで男が活動拠点にしていたキャンピングカーなどを捜索する。
県警は容疑が固まり次第、男を逮捕する方針。
捜査関係者などによると、男は4月上旬~8月上旬、「米田きよし」を名乗り、医師免許がないのに医師であると自称していた疑い。男は、けがをしたボランティアに消毒や薬の提供などを行っていたという。
(2011年8月18日08時59分 読売新聞)
被災地で医師を詐称容疑、42歳男を逮捕
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宮城県石巻市の市災害ボランティアセンターで、医師免許を持っていないのに医師を名乗ったとして、同県警は19日、「米田きよし」こと米田吉誉よしたか容疑者(42)を医師法違反容疑で逮捕した。
発表によると、米田容疑者は医師でないのに6月下旬頃、石巻市内で団体職員に対し、「医師国家資格認定証」などと記されたカードの写しを交付するなどした疑い。県警は18日、米田容疑者が活動拠点にしていたキャンピングカーを捜索し、車内の薬類やパソコン、領収書などとともに、車も押収していた。
ボランティアセンターがある石巻専修大学構内に駐車したままとなっているキャンピングカーについて、石巻署の捜査員らが18日午後4時頃、運転席の窓ガラスを割り、約3時間半かけて車内にあったものを押収した。車は別人の名義といい、捜索終了後、同署にレッカー移動された。
(2011年8月19日01時52分 読売新聞)
米田容疑者は「消毒など中心」…診療受けた男性
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宮城県石巻市の市災害ボランティアセンターで、医師免許を持っていないのに医師を名乗ったとして、宮城県警が19日に逮捕した、「米田きよし」こと米田吉誉よしたか容疑者(42)。
米田容疑者から5月上旬に「診療」を受けたという地元ボランティア男性(48)は、「(米田容疑者は)『補助金をもらった』と金の話ばかりしていた。治療といっても消毒などが中心で、医学の知識も乏しいように感じた」と話した。
男性は5月上旬、がれきを取り除く作業中に目にごみが入り、診てもらった。米田容疑者は洗眼し、処方箋が必要な点眼薬を渡したといい、「注射や点滴を打っているところは見たことがない」と振り返った。
一方、米田容疑者は読売新聞の取材に「海外の医師免許を持っている」と語り、「(日本の)法に抵触するから裁かれるだろう」と話していた。
米田容疑者は8月上旬、「福島に行く」と言い残し、ボランティアセンターからいなくなっていた。読売新聞の取材に「沖縄にいる」と話していた。
(2011年8月19日12時09分 読売新聞)
被災地ニセ医師、助成金詐取容疑でも捜査へ
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宮城県石巻市災害ボランティアセンターで医師でないのに医師を名乗ったとして、石巻署は19日、住所不定、職業不詳米田吉誉(よねたよしたか)容疑者(42)を医師法(名称の使用制限)違反の疑いで逮捕した。
米田容疑者は19日未明、札幌市西区の知人宅にいるところを捜査員に逮捕された。
発表によると、米田容疑者は6月下旬、医師でないのに、石巻市で団体職員に「医師国家資格認定証」などと記されたカードの写しを渡すなどし、医師の名称を使った疑い。米田容疑者は「自分は医師だ。逮捕容疑は分かったが、容疑を否認する」と話しているという。捜査関係者によると、米田容疑者が札幌市内の知人宅に身を寄せていることを北海道警が数日前につかみ、宮城県警に連絡していた。
石巻市災害ボランティアセンターなどによると、米田容疑者は、ボランティア団体代表の「米田きよし」を名乗り、4月上旬から石巻市の石巻専修大敷地内を拠点に、けがをしたボランティアたちの手当てなどをしていた。
米田容疑者はボランティア団体の代表を名乗り、日本財団から助成金として100万円を受け取っており、同署は詐欺容疑でも捜査を進める方針。
(2011年8月19日14時11分 読売新聞)
「ウソつき通してしまった」逮捕のニセ医師
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宮城県警石巻署は20日午前、医師免許を持たないのに、石巻市災害ボランティアセンターを拠点に医師を名乗って活動していたとして医師法違反容疑(名称の使用制限)で逮捕した米田吉誉容疑者(42)を同法違反容疑で仙台地検に送致した。
同署によると、米田容疑者は逮捕当初は容疑を否認していたが、その後、「早い段階で医者と名乗り、ウソをつき通してしまった」などと話すようになったという。
(2011年8月20日10時34分 読売新聞)
MSN産経ニュースより
無資格で医療行為か 朝日新聞が医師として掲載、お詫び記事
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2011.8.12 09:58
朝日新聞(東京)は12日、東日本大震災の被災地で医療活動するボランティア団体の代表として10日付紙面で取り上げた男性が、実際には医師免許を持っておらず、無資格で医療行為を続けていた可能性が強まったと、12日付朝刊紙面で訂正記事を掲載した。記事掲載後に外部からの指摘で発覚し、その後の取材で無資格と判断したとしている。
問題の記事は10日付朝刊2面「ひと」欄の「被災地で『ボランティアの専属医』を務める米田きよしさん(42)」。朝日新聞によると、この男性は4月ごろから宮城県石巻市内に常駐し、傷の手当てや投薬を実施。石巻社会福祉協議会に対して、厚生労働省が医師国家資格を認定したとする虚偽の証明書のコピーを提出するなどし、無資格で医療行為を続けていたという。記者の取材に対し男性は「日本の医師免許を持っている」と説明していたという。
また、震災ボランティアを支援する日本財団(同)では、この男性の団体に6月、医療物資の購入費などとして100万円を助成。返金要求を含め、同財団は「今後、対応を検討する」としている。
朝日新聞東京本社報道局の福地献一局長は「日本の医師資格を持たず、経歴についても虚偽の疑いの強いことがわかりました。誤った内容を掲載したことを深くおわびします」とコメントしている。
日本テレビ「スッキリ!」にも出演 朝日が取り上げた米田きよし氏
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2011.8.12 13:58
東日本大震災後に宮城県石巻市で「ボランティアの専属医」を務めていると10日付の朝日新聞朝刊の「ひと」欄で紹介した米田きよし(42)と名乗った男性を日本テレビの情報番組「スッキリ!」でも取り上げていたことが12日、産経新聞の取材で分かった。
日本テレビの広報部は「事実を確認中」としている。
無資格の「ボランティア専属医」、日テレ「スッキリ!」にも出演
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2011.8.12 13:12
東日本大震災後に宮城県で「ボランティアの専属医」を務めていると朝日新聞朝刊の「ひと」欄で紹介された米田きよし(42)と名乗った男性が、実際には医師免許を持っておらず、無資格で医療行為を続けていた問題で、日本テレビの情報番組「スッキリ!」も、この男性を取り上げていたことが12日、産経新聞の取材で分かった。
日本テレビの広報部は「事実を確認中」としている。
無資格医師「国家資格認定証」示す 4月ごろから石巻市で活動
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2011.8.12 14:13
朝日新聞が宮城県石巻市で「ボランティアの専属医」と報じた「米田きよし」を名乗る男性は、石巻市社会福祉協議会には「医師国家資格認定証 小児科 米田きよし」と書いたカードを示していたという。
同協議会災害復興支援対策課の佐藤正幸課長によると、男性は4月ごろからボランティアの活動拠点になっていた石巻専修大学にやって来て、くぎが刺さったボランティアなどに手当てをしていた。「北海道や大阪、海外でも医療支援活動をしている。困っている人を支援したくて来た」などと話しており、新潟、福島両県で豪雨被害があった後の8月4日ごろに「福島の友人の所に行く」と言って石巻市を出ていったという。
男性の活動はテレビでも報じられ、6月下旬に「米田は偽名で、医師でもないはず」といった趣旨の指摘があった。
NGOから助成金得ようと医師かたる?
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2011.8.13 02:07
東日本大震災のボランティアらに無資格で治療行為を行っていた疑いのある「米田きよし(42)」を名乗る男性がNGO団体(米国)から助成金を獲得しようとしていたことが12日、産経新聞の取材で分かった。男性が所属するとかたっていた「リカバリー・フォー・ジャパン」の代表が明らかにした。
県警生活環境課と石巻署は医師をかたった理由について、医師法違反容疑で事情を聴くため、行方を捜している。
「米田」を名乗る男性が活動していたのは、被災地では最大規模のボランティア拠点である石巻市災害ボランティアセンター。被災地でのがれき撤去作業などのために全国から5カ月間でのべ9万人以上がボランティアとして参加してきた。
県警生活環境課によると、12日に男性のニュースが報じられた後は、全国の警察を通じ、ボランティア経験者などから男性に関する情報提供が同課に寄せられている。県警は、男性が多数のボランティアと接触していた可能性があるとみて調べている。
同ボランティアセンター関係者によると、男性は知られた存在で、4月ごろから同ボランティアセンターが拠点とする石巻専修大学で活動していたという。同ボランティアセンターの運営にあたる石巻市社会福祉協議会災害復興支援対策課の佐藤正幸課長は「一生懸命やってくれているという認識しかなかった」と話す。
同協議会によると、6月には男性の身元を疑う情報提供があった。男性は一時期一緒に活動していた被災地の支援団体「リカバリー・フォー・ジャパン」の小児科医と示す名刺を持ち、自分は医師だと説明していた。だが、同団体の富永滋也代表は「『米田きよし』は、当団体には所属していない。勝手に名刺を作られ、使われた」と話しているという。
男性は、同協議会に対し「海外でも医療支援活動をしている。困っている人を支援したくて来た」と話していたという。
被災地の宮城・石巻市で無資格活動 ニセ医師?何が真実? 周辺「カネの話ばかり」「認定証でっち上げ」
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2011.8.14 09:03
宮城県石巻市の東日本大震災の被災地で「ボランティアの専属医」として医療行為をしていた男性が医師資格を持っていなかった問題で、男性は初歩的な医療活動を展開する一方、「海外のNGOから助成金が出たら数億円」と吹聴し、周辺からは「本当に医師なのか」と疑念を抱かれていた。男性は今月初めにすでに現地から姿を消しており、宮城県警が医師法違反の疑いで行方を追っている。一体、男性は誰で、目的は何だったのか。
降圧剤を“処方”
関係者の話を総合すると、「医師、米田きよし」を名乗る男性が石巻市周辺に姿を見せるようになったのは4月初旬ごろ。周囲には、北海道出身で阪神大震災でも支援活動に携わり、「国境なき医師団」に参加し、海外での医療経験もあると説明していた。
キャンピングカーを拠点に、マスク姿で首から聴診器を下げ、血圧を測ったり目薬を処方したりするなど医療活動に従事。高血圧で悩む高齢男性の血圧を測り「血圧230だから、このままだと心筋梗塞で死んでしまう」と話し、どこからか仕入れた降圧剤を手渡したこともあったという。
市社会福祉協議会の佐藤正幸課長は「地域で医療支援をしながら、炊き出しや物資の配給なども必要に応じてやっている方との認識だった」と話す。
診療所開設「しない」
しかし、関係者は早い段階で疑念を抱いていた。
被災地の支援活動を続けている「石巻市復興を考える市民の会」代表の藤田利彦さんは「朝から晩まで助成金の話しかしなかった。怪しいと思っていた」と男性について話す。
実際、男性側は6月、日本財団が震災関連でNPO法人などに支給した助成金を申請、同月下旬に100万円を受領した。また、関係者に海外のNGO団体の名前を持ちだし、「ここから助成金が下りたら何億円単位にもなる」などと吹聴していた。
被災地でボランティア活動をする医師は少ないため、藤田さんは何度も診療所を作ることを提案したが、男性は「日赤と医師会の圧力がすごくてできない」と理由をつけて断り続けた。学歴についても「聖マリアンナ医科大学卒業」と話したり、別のボランティアには「東京大学卒」とするなど一貫していなかったという。
6月下旬には市社会福祉協議会に「男性は滋賀県で5年前に結婚詐欺で逮捕された男ではないか」という情報提供もあった。
現地から「脱出」?
市社会福祉協議会が6月下旬、医師の資格の有無を確認したとき、男性は「医師国家資格認定証」という顔写真入りのカードのコピーを提出。同協議会も納得し、「医師」としてマスコミなどに紹介していた。
だが「医師国家資格認定証」は公的な証明書として存在せず、カードは大阪市の住民基本台帳カードと酷似していることが判明。認定証そのものが“でっちあげ”だった可能性が浮上している。
宮城県警は、無許可で診療行為をしていたなどとして、医師法違反容疑で捜査に着手。だが、男性は今月4日に「集中豪雨にあった福島県の様子を見に行く」と言い残して、石巻市からすでに姿を消している。
男性を偽医師と見抜けなかったことについて、同協議会の佐藤課長は「医師免許を見たことがなかったので本当か分からなかった。今後、医師会への確認が必要かもしれない」とコメント。今後のボランティアの受け入れも、「善意で来る人を拒みたくない。身元確認を厳重にすることはしない」としている。
「医師・米田」名乗る男性との一問一答 「違法は認識」「今は沖縄」「費用の500万円は蓄えで」
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2011.8.14 09:11
「米田きよし」を名乗る男性が13日、産経新聞の取材に応じ、「違法は分かっていた」と話した。記者が知人に聞いた携帯電話にかけ「米田」と名乗った男性との主なやりとりは次の通り。
--医師の資格は持っているのか
「無資格でやった。違法なのは分かっていたし、裁きは受けるつもり」
--なぜ治療をしたのか
「最初は行方不明者の捜索をしていた。ただ支援活動をするうちに、被災地に医師が少ないことに気づき、必要だと思ってやった。後悔はしていない。中学1年のころから医者を目指して毎日5時間勉強していたので、免許を取ろうと思えば取れると思う」
--医療器具はどこから調達したのか
「聴診器などは医師免許がなくても買えるので自分で買った。処方箋が必要な薬もインターネット通販で買った」
--ほかのの団体(リカバリー・フォー・ジャパン)の所属を名乗って名刺を配ったのはなぜか
「その団体の代表から理事になってくれといわれてしたこと。団体と関係がないという代表の発言はうそ」
--被災地をなぜ離れた
「できることは全部やったと感じた。一緒に来ていた交際女性の精神状態もよくなかったので石巻市を離れた。もう戻ることはない」
--警察とは連絡を取ったか
「まだ捜査中だろうから連絡は取っていない。逮捕される前にきちんと自分で出向いて説明したい。ある程度警察も調べたお盆明け以降、いまいる沖縄県でやりたいことをやってから県警に出向いて話したい」
--ほかにも支援活動の経験はあるか
「(地震があった)台湾や(内戦があった)スリランカにも食糧の配給活動などをしてきた」
--国境なき医師団にいた、と話していたという人もいるが
「国境なき医師団にはいないし、そういうことを話した記憶もない。日本語と英語しか話せない」
--なぜ、偽名を名乗ったのか
「周りに迷惑がかかるから。それ以上は言えない。韓国で生まれて、北海道で育って、最近は大阪府でFXのデイトレーダーで生計を立てていた」
--被災地で印象に残っている出来事は
「石巻市災害ボランティアセンターで、腕が腫れ上がった男性が訪れたので破傷風と診断して薬を処方した。1週間後に退院して『ありがとう』と言われ、やってよかったと思った」
--支援活動の資金はどうまかなったのか
「日本財団から100万円をもらった以外は、すべて自腹。500万円くらいかかっているが、蓄えがあるから大丈夫」
偽医者に強制捜査 宮城県警捜査員「臭いがひどい」
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2011.8.18 20:57
朝日新聞「ひと」欄で紹介されるなど、被災地でボランティア医師として活動していた自称「米田きよし(42)」に18日、宮城県警の強制捜査が及んだ。
午後4時10分ごろ、石巻市南境新水戸の石巻専修大駐車場に止めた「米田」の大型キャンピングカーに段ボールを持った捜査員6人が入った。
車はフロントガラス以外はスモークガラスなため、中の様子はあまり見えないが、家宅捜索に入った捜査員は「中がぐちゃぐちゃで、臭いがひどい」と顔をしかめた。
捜査員の言うとおり、中には冷蔵庫、ガスコンロなど生活の痕跡が窺える。ほかにもデスクトップ型のパソコンや医療器具とみられるものもあり、次々に捜査員が押収した。
捜索を見つめていた近所の男性(56)は「二、三度見たことはあるが、悪そうな人には見えなかった。早く出頭してほしい」と話した。
石巻専修大の近くにはボランティアセンターがあるが、ボランティアらは「医師を名乗る人がいたのは知っているが、直接話したことがないので分からない」「最近入ったので自分は知らない」と話していた。
家宅捜索の容疑である医師法は「医師でなければ、医師またはこれに紛らわしい名称を用いてはならない」としており、違反者には50万円以下の罰金が科される。
県警などによると、18日の捜索の段階で、「米田」の所在はつかめておらず、所在の確認を急いでいる。
「米田」をめぐっては、石巻市社会福祉協議会が医師の資格の有無を確認した際、「医師国家資格認定証」という顔写真入りのカードのコピーを提出したが、同認定証は公的な証明書として存在しないことが判明。認定証が偽造だった可能性も浮上している。
「裁きは受ける」偽医師を逮捕へ 宮城県警
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2011.8.18 22:06
宮城県石巻市の東日本大震災の被災地で「ボランティアの専属医」として医療行為をしていた男が医師資格を持っていなかった問題で、宮城県警生活環境課と石巻署は18日、医師法違反の疑いで、男が活動の拠点にしていたキャンピングカーを家宅捜索した。県警は容疑が固まり次第、男を逮捕する方針。
県警は捜索で、医療行為に使用したとみられる薬品や薬品リストなどを押収した。車の所有名義は男と別人という。
関係者によると、男は「米田きよし」と名乗り、石巻市周辺に4月初旬から8月上旬まで滞在。市内に駐車したキャンピングカーを拠点にし、「医師」を名乗ってボランティアなどに手当てをしていた疑いが持たれている。
男は産経新聞の取材に「違法なのは分かっていたし、裁きは受けるつもり」「聴診器などは自分で買った。処方箋が必要な薬もネット通販で買った」などと話していた。
偽医師を逮捕 宮城県警
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2011.8.19 01:57
宮城県石巻市で資格を持たずに医師の名称を使ったとして、宮城県警は19日、医師法違反の疑いで、住所不定、職業不詳の「米田きよし」こと米田吉誉(よねた・よしたか)容疑者(42)を逮捕した。
逮捕容疑は、6月下旬に石巻市内で、団体職員に「医師国家資格認定書」などと記載されたカードの写しを示し、医師を名乗ったとしている。
「新聞に出たのは助成金得るため」 逮捕の偽医師、不審な点目立ち発覚
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2011.8.19 08:18
宮城県石巻市で資格がないのに医師の名称を使ったとして、医師法違反の疑いで逮捕された米田吉誉容疑者(42)は、自ら代表を務めるボランティア団体への助成金を得るため、新聞やテレビの取材に応じていたと周囲に漏らしていた。
石巻市で約2カ月間、ともに活動していた別のボランティア団体代表の男性(32)によると、米田容疑者は「新聞に出たのはもっと助成金が欲しかったからだ」などと話していた。
米田容疑者は当初は「米国のロマリンダ大を卒業した」「神戸大で小児科医として働いていた」などと説明。しかし、常に帽子を目深にかぶってマスクをつけ、写真撮影を極端に嫌がるなど不審な点が目立ち始めた。男性が問いただすと、「医師免許は偽造してもらった」「きよしは偽名や」などと医師資格がないことを認めたという。
米田容疑者の移送開始 偽医師事件で宮城県警 容疑を否認
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2011.8.19 12:00
宮城県石巻市で資格がないのに医師の名称を使ったとして、医師法違反(名称の使用制限)の疑いで米田きよしこと米田吉誉(よしたか)容疑者(42)が逮捕された事件で、宮城県警は19日午前、北海道の千歳空港から米田容疑者の移送を始めた。仙台空港に到着後、石巻署に身柄を移し、本格的な調べを行う。
県警によると、米田容疑者は19日未明に札幌市内の知人宅にいたところを捜査員に発見された。逮捕には抵抗せず素直に応じたが、これまでの調べに容疑を否認しているという。
県警は18日午後、石巻市内の駐車場に置かれた米田容疑者が使っていたキャンピングカーを家宅捜索し、書類や医薬品を入れていたとみられる袋やパソコンなどを押収している。
米田容疑者が仙台空港到着 偽医師事件で宮城県警
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2011.8.19 12:35
宮城県石巻市で資格がないのに医師の名称を使ったとして、医師法違反(名称の使用制限)の疑いで米田きよしこと米田吉誉(よしたか)容疑者(42)が逮捕された事件で、宮城県警が19日、北海道の千歳空港から移送した米田容疑者の身柄が仙台空港に到着した。宮城県警は、石巻署に身柄を移し、本格的な調べを行う。
米田容疑者「否認する」 自称医師事件、石巻署に入る
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2011.8.19 15:18
宮城県石巻市で資格がないのに医師の名称を使ったとして、医師法違反(名称の使用制限)の疑いで米田きよしこと米田吉誉(よしたか)容疑者(42)が19日未明に逮捕された事件で、宮城県警生活環境課と石巻署は米田容疑者を北海道の新千歳空港から仙台空港に移送、同日午後1時40分過ぎ、石巻署に入った。
米田容疑者は「逮捕容疑の内容は分かったが、否認する」と話しているという。
「善意の悪用残念」 自称医師事件で関係者困惑
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2011.8.19 21:53
医師を名乗ったとして、19日、宮城県警生活環境課と石巻署から医師法違反(名称の使用制限)の疑いで逮捕された米田吉誉(よしたか)容疑者(42)には、石巻市内で活動するボランティアらから困惑する声も上がった。
米田容疑者が活動拠点としていた同市の石巻専修大で、東京都の音楽家、林真史さん(47)は、「震災当初、ボランティアの間で『病院は被災者のため』という意識があり、医師にかかるには抵抗があった。少しの傷ならボランティア同士で治そうとして、医師を名乗ったのかも」と米田容疑者の心情を推し測った。
林さんによると、震災当初は大学の広大な敷地がテントで埋まるほど多数のボランティアが集まっていた。米田容疑者は逮捕前の産経新聞の取材に「どさくさに紛れて医師を名乗った」と語っている。
一方で米田容疑者を疑いの目で見る人もいた。石巻市災害ボランティアセンターの受付をしていた神奈川県の抱(かか)井(い)昌史さん(30)は「(活動拠点の)キャンピングカー内で何をしているか分からなかった。怪しいといううわさはあった」と話した。
さらに、米田容疑者が代表を務める団体は、日本財団から100万円の支援金を受給している。同財団は「もし容疑が本当であれば、善意のボランティアを支援する制度が悪用されて残念」とした。
ニセ医者、複数団体に助成金申請 詐欺容疑も視野
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2011.8.20 13:03
東日本大震災の被災地、宮城県石巻市で資格がないのに医師の名称を使ったとして、医師法違反の疑いで逮捕された住所不定、職業不詳、米田吉誉容疑者(42)が、複数の団体に助成金の申請をしていたことが20日、捜査関係者への取材で分かった。米田容疑者が代表を務めるボランティア団体は日本財団から100万円の助成金を受けていたが、ほかの団体には申請は認められなかった。
石巻署は20日、米田容疑者を送検。同容疑者が助成金を目的に被災地で医師を名乗り、活動していた可能性もあるとみて、詐欺容疑での立件も視野に調べている。
日本財団によると、米田容疑者が代表を務めるボランティア団体から6月6日に助成金の申請があった。内容はボランティアに対する医療行為のほか、炊き出しや泥出し、心のケアなどで、同月27日に100万円を交付した。
「うそをつき通すしかなかった」 自称医師の米田容疑者、医師法違反容疑で送検
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2011.8.20 15:55
資格を持たず医師の名称を使ったとして、宮城県警石巻署は20日、医師法違反(名称の使用制限)容疑で住所不定、職業不詳、「米田きよし」こと米田吉誉(よしたか)容疑者(42)を送検した。「早い段階で医師を名乗ったら浸透してしまい、うそをつき通すしかなかった」と容疑を認めているという。
送検容疑は6月下旬ごろ、宮城県石巻市で市社会福祉協議会職員に対し、「医師国家資格認定証」と記載されたカードのコピーを交付するなどし、医師の名称を使ったとしている。
県警は、米田容疑者が医療行為をした疑いもあるとみて、医師法違反(無資格医業)容疑でも調べを進めている。
これを受け、米田容疑者が代表を務めるボランティア団体「ワールドフュージョン(WF)」に100万円を助成した日本財団は、「助成金の返還を含め対応を検討する」と発表した。
同財団は東日本大震災の被災地支援として3月末、NPO・ボランティア団体を対象とした100万円を上限とする助成制度を開始。6月末までに2112件の申請があり、WFを含めた695件に支給を決定した。
同財団は審査過程について、「活動の実態を確認した職員が受け取った(米田容疑者の)名刺にも小児科医の肩書が記載されていたため、医師免許の提出までは求めなかった」と説明している。
助成金の一部を交際相手に 自称医師、飲食代にも
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2011.8.20 22:33
東日本大震災で被災した宮城県石巻市で資格がないのに医師の名称を使ったとして、医師法違反の疑いで逮捕された住所不定、職業不詳、「米田きよし」こと米田吉誉(よしたか)容疑者(42)が、日本財団から受け取った100万円の助成金の一部を交際していた30代の女性に渡していた疑いがあることが20日、分かった。ボランティア活動をしていた関係者が明らかにした。
米田容疑者は周囲に、助成金を女性との飲食代や生活費に使ったなどと話していたことも判明した。米田容疑者は、この女性らと4月ごろから、石巻専修大学で活動。女性は「医療補助スタッフ」を名乗り、手伝いをしていたという。
宮城県警石巻署は20日、米田容疑者を送検。捜査関係者によると、「早い段階で医師を名乗ったら浸透してしまい、嘘をつき通すしかなかった」と容疑を認めているという。