いっそのこと潰してしまえばいいのです。
例年の3倍程度のペースで人材流出中
2011年04月22日の記事
東電社員「東電は国民を見殺しにしている」と退社し海外移住
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2011.04.22 07:00
東日本大震災以前、東京電力社員は「準公務員」と呼ばれていた。事業の公共性と独占性、それがもたらす安定感から、羨望まじりに揶揄されていたのが、いまや懐かしい。
〈東京電力1100人採用へ 大卒335人高卒595人 今一番の勝ち組だぞ〉
昨年2月16日に発表された2011年度の東電採用計画に関して、ネット掲示板にはこんなスレッドが立っていた。「当初の計画では、福島の第一・第二原発で新しく稼動する発電施設にも配置する予定だった」(東京電力広報部)が、「勝ち組」だったはずの新入社員たちは、華やかな入社式も取り止めになり、今ひっそりと新人研修に入っている。
そんななか、東京電力を後にする人も出始めている。ある東電社員は、3月いっぱいで東電を辞め、海外に移住するという。退社前の挨拶回りを受けた人によれば、その際、「東電も政府も、原発事故の恐ろしさを公表せず、国民を見殺しにしている。自分は海外に逃げる形になるが、せめて自分が関わった方々には、この気持ちを伝えたく、こうしてご挨拶に来た」と語っていたという。
こうした一部の例外を除く大多数の社員は、退社など考えもせず、「真夏の東京大停電」回避に向けて走り回る日々を送っている。だがその一方で、将来への不安も当然、頭をよぎる。
「若手社員の間では、東電はつぶれる、もうおしまいって話で持ちきりですよ」(20代男性)
「子供がいて、家のローンが残っている社員は大変ですよ。みんな表だってはいいませんが、親しい人だけで集まれば、カネの不安を口にします。給料は半分になるかもしれない。いや、半分で済めばまだいいかも……」(50代男性)
※週刊ポスト2011年4月29日号
↑「海外移住」は飛ばし記事だとオモ。
2012年01月25日の記事
東京電力“ドロ船”若手社員が大量退職!会社も“メルトダウン”か
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2012.01.25
東京電力福島第1原発事故後、東電の人材流出が深刻化している。昨年末までの退職者は、約330人に達した模様で、事故後は例年の3倍程度のペースで辞めていっているという。優秀な若手が見切りをつけたり、ヘッドハンティングされて転出したりするケースもあるようだ。
退職者の年齢層は29歳以下が約半数を占め、中には昨春採用の新卒者も含まれる。東電では「震災以降、(退職者が)例年の3倍程度のペース」(広報部)と話す。
退職理由については「公開していない」(同)とするが、同社関係者によると、年収のカットや将来への不安、優秀な技術系社員がヘッドハンティングで移っていくケースもあるという。
東電では賠償資金などを捻出するためリストラを徹底させている。管理職で約25%、一般社員で約20%の年収カットを実施し、13年度末までに本社で3600人、グループ全体で約7400人を削減する予定。
定期採用も12年春に続き13年春も見送る方針を決め、14年春の見通しも立っていない。
東電内からは「定期採用が見送られるなか、若手を中心とした計画外の人材流出が続けば、内部崩壊しかねない」(別の関係者)と危ぶむ声も出ている。
2012年04月06日の記事
東電、依願退職460人=例年の3倍超―若手中心
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2012年4月6日 18時09分
東京電力の2011年度の依願退職者は、合計で約460人と、例年の3倍を超える人数に上ったことが6日分かった。関係者によると、そのうち半数程度が30歳以下の若手社員。福島第1原発事故に伴い、同社は年収カットを含む経営合理化を迫られている。さらに公的資本注入による実質国有化などで、会社としての将来像が不透明になっていることが、依願退職の増加の背景とみられる。
東電は事故後、管理職は25%、一般社員は20%の年収カットを実施。今春に続き、来春も新卒採用を中止するほか、夏のボーナスの支給取りやめも検討している。このまま大量の人材流出が続けば、電力の安定供給や賠償支払い業務などへの影響も懸念される。
「世界最悪企業大賞」で堂々2位入賞
2012年01月28日の記事
東電、「世界最悪企業大賞」で堂々の2位入賞0「我々が作り出したのは、我々の手に負えないものだった」とゴジラに例えられたTEPCO
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2012年01月28日 14:13
国際環境NGOグリーンピースがインターネット投票で最悪の企業を選ぶ賞「パブリックアイ・アワード(世間の目)」で、地球に害を与え人権を侵害した企業に見事に東京電力が上位六社にノミネート、27日に発表された結果で堂々の世界二位に選ばれました。
VALE WON THE PUBLIC EYE PEOPLE’S AWARD
http://www.publiceye.ch/en/ranking/
このページの投票結果を簡単に表にまとめてみました。
表1:THE PUBLIC EYE PEOPLE’S AWARD 投票結果
順位 |
得票 |
社名 |
国 |
ノミネート理由 |
1 |
25042 |
VALE |
ブラジル |
アマゾンの熱帯雨林のど真ん中に巨大ダムを建設、地域の生物多様性と先住民族に壊滅的打撃を与えた功績。 |
2 |
24245 |
TEPCO |
日本 |
原発のコスト重視安全性無視の結果地震で放射能を撒き散らす、事後の情報の公表が遅くうそもあり、隠蔽・改ざん体質も顕著な功績。 |
3 |
19014 |
SAMSUNG |
韓国 |
工場で有害物質を労働者に通知することなくかつ無防備に使用、多数の労働者が癌発病の功績。 |
4 |
11107 |
BARCLAYS |
英国 |
投機的な食物先物取引で莫大な利益をえ、世界の貧困層を飢餓に追い込んだ功績。 |
5 |
6052 |
SYNGENTA |
スイス |
世界最大の農薬の生産者でありその除草剤により農地が汚染され農民数千人が死亡した功績。 |
6 |
3308 |
FREEPORT |
米国 |
45年間も西パプアで薄給の現地鉱山労働者数千人を酷使し、その自然環境を汚染し続けている功績。 |
しかし惜しかったですね、わずか800票差で我等がTEPCO・東京電力は2位でありました、堂々の「世界最悪企業大賞」に輝いたブラジルのバーレでありますが、下には下、もとい、上には上がいるということであります。
で、このページでそれぞれの企業の欄の"READ MORE"ボタンを押すと、グリーンピースが勝手に作った各企業のイメージキャッチコピー画像が見れるのですが、これが最悪、もとい最高なのであります。
各企業のイメージコピー画像はぜひ上記サイトで味わっていただきたいのですが、当ブログで注目したいのは我等がTEPCO・東京電力のキャッチコピー画像。
http://www.publiceye.ch/en/vote/tepco/
このシルエットは間違いなく日本が誇る怪獣王ゴジラなのであります。
で、キャッチがこれです。
WHAT WE CREATED WE COULD NOT HANDLE
「我々が作り出したのは、我々の手に負えないものだった」
うむ、東電がしでかした原発事故とその後の放射能拡散を、放射能を吐きまくり撒き散らす破壊神ゴジラに例えているわけですね、そして原発事故もゴジラもどちらも"WE COULD NOT HANDLE"、「我々の手に負えない」のだと。
私は国際環境NGOグリーンピースなどの活動とは縁がありませんが、このような辛らつなランキングは嫌いではありません。
グリーンピースは、おそらく間違いなくTEPCOのロゴもゴジラのシルエットも、日本の東電と東宝に版権使用の許可無く勝手にこのコピー画像を作ったことでしょうが、東電はここは大きな目でオトナの対応をすべきでしょうね。
そしてこの受賞を糧(かて)として(?)、来年は上位入賞ならないように東京電力は精進しましょう。
【速報】東電、世界最悪企業第2位に 「パブリック アイ アワード2012」発表
2012年1月29日 12:00
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東電は21世紀の最悪企業?
世界最悪の企業をインターネット投票によって決定する「Public Eye Awards 2012(パブリックアイ賞)」の結果が27日公表され、東京電力が世界第2位にランクインした。パブリックアイ賞は環境保護団体「グリンピース」とスイスのNGO「Berne Declaration」が主催しているもので、社会的責任を無視し、人々や環境に悪害を及ぼした企業を“表彰”する。
福島第一原発事故を引き起こした東京電力のランクインは当然の結果と言えよう。パブリックアイでは、「コスト削減のため安全策を怠った」企業として紹介されている。また、東京電力を同賞に推薦するビデオでは、「しかるべき対策をとっていれば、ここまで世界中に放射性物質をまき散らす事態にはならなかったはず」と強く糾弾しており、2012年のパブリックアイ賞にとどまらず、「21世紀のパブリック賞」として推薦したいとしている。
1位はアマゾンに破壊的影響を及ぼすVALE
パブリックアイ賞の1位は世界最大規模の資源企業「VALE(ヴァーレ)」(ブラジル)。アマゾン川の支流のひとつに巨大ダムの建設を進めようとしている。これにより水没するアマゾン地域の熱帯雨林は40万ヘクタールになるとも言われ、生態系や周辺住民に甚大な影響を及ぼすことが懸念されている(※)。
モバイルや家電で日本でも知られる韓国企業「サムスン」は、自社工場内で発がん性のある違法な有害物質を使用、それを従業員に知らせず、従業員を保護しなかったとしてノミネートされ、3位となった。
関連記事
東京電力「世界最悪企業賞」最有力-原発事故でサムソンなどと争う
参考
おめでとう東京電力 「世界最悪企業大賞」で堂々2位入賞!「手に負えないもの」としてゴジラに例えられる 無題のドキュメント
人気企業ランキング 昨年27位から圏外へ転落
2012年02月01日の記事
まぁ、2012年度&2013年度の採用は見送りなんですけどね。
商社が上位ズラリ 東電100位圏外に
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2012年2月1日 朝刊
就職情報会社のダイヤモンド・ビッグアンドリード(東京)が三十一日発表した二〇一三年春卒業予定の学生の人気企業ランキングによると、文系男子では三菱商事が六年連続でトップとなるなど上位三社を大手商社が独占。メガバンクも底堅い人気を集め、大手志向が例年以上に強まった。
景気の先行きへの不安に加え、主要企業が今回から説明会などの開始を約二カ月遅らせたことが背景にありそう。ダイヤモンド社は「企業研究の期間が短く、イメージの良い企業などに人気が集中した」と分析している。
文系男子の二位は住友商事、三位は三井物産。業績の好調さや、世界を舞台に活躍する「格好良さ」が人気につながった。
文系女子では、上位五社のうち三社が三菱東京UFJ銀行などのメガバンク。採用人数が多いことも評価されたもよう。
理系男子は東芝など電機大手が、理系女子では食品大手が、それぞれ安定した人気を保った。
前回は理系男子で十位、文系男子でも二十七位だった東京電力は、福島第一原発事故を起こしたことが響き、百位までに入らなかった。
調査は一一年十一月~今年一月にかけて、大学三年生ら計約三万人を対象に実施され、約七千人が回答した。
東電PRキャラ『でんこちゃん』解雇が明らかになる
2012年02月27日の記事
すごく…どうでもいいです。
東電のキャラ「でんこちゃん」経費削減のため3月でリストラ
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2012.02.27 07:00
原発事故に伴う賠償や廃炉の費用で経営破綻の危機に瀕している東京電力は、全社員の年収2割カット、2013年度末までに4万人の社員を3600人減らすなどのリストラ策を打ち出している。
そのリストラ対象者に、ある“超有名社員”が含まれていることは、あまり知られていない。彼女は主婦の身でありながら東電の広告・宣伝の最前線で四半世紀にわたって活躍し、その高い人気から専門ショップまで設けられた「東電の顔」だったのだが――。
東電の営業エリアに住む人ならば、テレビCMなどで一度は彼女の姿を見たことがあるだろう。
名前は「でんこちゃん」。東電のマスコットキャラクターだ。
主な“業務”は、東電のパンフレットやCMに登場して、電気に関する省エネ・安全マナー(たこ足配線の禁止など)を啓蒙すること。
そのでんこちゃんが、この3月末で東電を“解雇”されるというのである。
本題に入る前に、東電の管外にお住まいの読者のために、でんこちゃんを簡単に紹介しておこう。
でんこちゃんは1987年、東電のパンフレットに初登場。1991年からはテレビCMに起用され、マスコットキャラクターとしての地位を確立していった。公式HPも存在し、それによると性格は「親の血をついでちょっとあわて者だけど常に好奇心旺盛」だという。
1987年の“入社”以来、実に勤続25年の「ベテラン社員」。その人気は高く、東電の関連施設にはグッズ専門店「でんこちゃんショップ」も存在していた(現在は閉店)。
見た目は幼く見えるでんこちゃんだが、実は人妻である。フルネームは「分電でんこ」で、電柱市電線町という町に住む。夫は技術系のサラリーマンで、優しい性格の「分電盤太」。子供はいないが、HPに載る分電家の家系図には義理の姉「暮野ちえ」や姪「暮野エコ」などの名前もある。
幸せな家庭を築いていたでんこちゃんだったが、昨年の大震災は彼女の運命を大きく変えた。
震災直後に「電気と仲良くね!」と呼びかけていたテレビCMが放送されなくなり、その後にHPも削除されたのである。ファンの動揺は激しく、「震災のショックででんこちゃんが夜逃げした」などと騒がれ、その消息が心配されていた。
そして、今回のリストラ――。
東電の渉外・広報グループに確認したところ、この情報を事実と認めた。
「今年度末の3月31日で契約期間が切れるので、更新しないことが決まっています。今後の節電PRは『でんこちゃん』なしで行ないます。具体的な内容は決まっていませんが、簡易なパンフレットなどで行なうことになると思います」
解雇理由は「コスト削減」だという。
「震災後に弊社はCMなどを自粛しており、『でんこちゃん』の使用頻度が減っていました。全社的に諸費用の見直しを行なう中で打ち切りが決まりました」(同前)
ただし、でんこちゃんのリストラでどれほどのコスト削減になるのかは、「お答えできません」(同前)とのことだった
※週刊ポスト2012年3月9日号
東電会長なんて、誰もやりたくありません
東電、決まらぬ新会長 統合計画来月に先送り
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2012.3.27 21:56
東京電力の勝俣恒久会長の後任人事が難航している。政府の原子力損害賠償支援機構が経済界を中心に人選を進めているが、事実上“なり手”がいない状況だ。新会長が決まらないため、東電と支援機構は月内の策定を目指していた東電の総合特別事業計画を4月に先送りする方針だ。総合計画には1兆円の公的資金による資本注入など6月末の株主総会で承認を得なければならない項目もあり、新会長人事の遅れは東電再建にも影響しかねない。
東電の新会長は、枝野幸男経済産業相が求める「新生・東電」の象徴。すでに退任を表明している勝俣会長に代わって、東電のかじ取りを担う立場となり、支援機構では経済界を中心に人選を進めている。
ただ、有力財界人の名前は挙がるものの、調整は難航している。新会長は賠償や事故処理という重責を担い、被害者への謝罪や国会での答弁など常に緊張を強いられる。だが、それに見合う報酬も期待できず、名前が挙がった有力財界人のひとりは「とても引き受けられない」と話す。
家族の反対もある。再び原発事故を起こすような事態になれば、トップとして責任を追及されるのは必至だからだ。東電幹部は「家族の反対で断念した人もいるようだ」と打ち明ける。
経済界には「電力業界を所管する経産省OBを起用したらどうか」との声もある。だが、支援機構には経産省からの出向者が多く、「自分たちの(天下りの)ためにやっていたのかといわれかねない」と否定的。あるOBは「経済人がやればいい」と突き放す。
人選の遅れは東電の総合計画策定にも影響。総合計画には新会長の名前を明記する必要はないが、支援機構は国の議決権の割合などで新会長の意向を反映させる考えだ。当初、東電は3月中に福島第1原発事故の賠償費用について追加資金申請を行うと同時に、支援機構と総合計画を策定する予定だった。だが、人選が遅れているため、8千億円台の追加資金要請だけを月内に行い、総合計画策定や枝野経産相による認定は4月以降の方向となった。
増資や定款変更には株主総会で出席株主の3分の2以上の支持を得なければならない特別決議が必要。東電は株主数が多く、総会の準備は時間がかかる。総合計画の再建策承認を危ぶむ声まで出始めている。
「絶対に就職したくない企業ランキング」で男2位女7位にランクイン
- 2012年3月卒業予定の大学生・大学院生が対象
- 企業クチコミサイト「キャリコネ」が、有名大学を中心とした学生1473人から回答を得たもの
学生が選ぶ「絶対に就職したい企業」 男子1位はNTTデータ
2011/5/30 16:45
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2012年3月卒業予定の大学生・大学院生を対象とした「絶対に就職したい企業ランキング」によると、男子では「NTTデータ」が1位となり、「ソニー」「日立製作所」が同率2位で続いた。女子では「三井住友銀行」と「三菱東京UFJ銀行」が同率1位だった。NTTデータは、女子でも8位に入っている。
一方、「絶対に就職したくない企業ランキング」は、男子では「モンテローザ」「東京電力」が1位と2位、女子では「楽天」と「野村證券」が同率1位となった。不人気で女子1位の「楽天」は男子4位、男子1位の「モンテローザ」は女子3位にもあがっている。
「就活のプロが選ぶ優良企業」ではランク外
この調査は企業クチコミサイト「キャリコネ」が、有名大学を中心とした学生1473人から回答を得たもの。調査元では「甘さの混じった学生のイメージ重視の結果」であり「寛大な心で受け止めていただきたい」としている。
人気ランキング上位には大手企業が多く、不人気ランキングには店舗勤務やノルマ営業で仕事がキツそうといった共通点も見られる。学生たちの「激務はイヤだ」「大手は安心」という考えの反映だろう。
一方で、これまでの「安定性」「楽な仕事」を基準とする企業選びは意味が薄れたという人も少なくない。安泰な企業などないのだから、「成長している企業」に入って自らの「転職力」「市場価値」を上げる経験を積むべきであり、「キツイ仕事は嫌だ」という考え方に未来はないというのだ。
『就職活動完全ガイド』(晋遊舎)は、有名人事コンサルタントなど就活のプロ35人が選んだ「大学生は知らない優良企業辛口ランキング100」を掲載している。1位は「リクルート」、2位以下には「グーグル」「P&G」「サイバーエージェント」「ホンダ」が並んでいる。
ここには「キャリコネ」で学生の人気を集めた「NTTデータ」や「日立製作所」「三井住友銀行」の姿はなく、「ソニー」(31位)や「三菱東京UFJ銀行」(43位)も高評価とはいえない。
一方で、キャリコネ不人気1位の「楽天」は、優良企業の9位に入っている。「もはやネット系企業とは見られない人材層の厚さ」「成長性、展開性の大きさ」が、可能性を磨く職場として魅力的だということだ。
就活のプロ「風評に惑わされず、自分の基準で選べ」
「大学生は知らない優良企業辛口ランキング100」の作成に参加したブラック企業アナリストの新田龍氏は、キャリコネの不人気企業のような会社が抱かれがちな「激務で泥臭い」「理不尽な社風」というイメージは、あくまでも一面的だと指摘する。
「名前があがった会社には、各業界で顧客の支持を得て収益をあげている勝ち組も少なくありません。業界1位企業での勤務経験は、将来に活かせます。男子不人気5位の王将は、高級フレンチ『ひらまつ』と肩を並べる高収益企業で、他業界から参考にされることも多い。男子不人気9位のキーエンスは業界1位の高給企業です」
華やかな人気企業にも、ガッカリな内幕がある場合もある。不人気企業でも活躍して充実した社会人生活を送る人はいるし、人気企業に入りながら「すぐにでも辞めたい」と不満を募らせる人もいる。
「ネットに書き込まれている風評に惑わされ、『他人からバカにされるかも』と世間体を気にするのではなく、自分自身の判断基準で企業選びをすることが重要ですよ。就活生は20歳を超えた成人。大人の情報収集力、分析力で、主体的な判断をして然るべきです」
「絶対に就職したくない企業」にはネット上の書き込みの影響が感じられる(出典:キャリコネ)
世界で最も環境破壊を行った企業に贈られる「ブラックプラネット賞」を受賞
東京電力:独環境団体が表彰 ブラックプラネット賞
毎日新聞 2012年06月25日 21時49分(最終更新 06月26日 02時39分)
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世界で最も環境破壊を行った企業に毎年「ブラックプラネット賞」を贈っているドイツの環境団体「エテコン」が25日、福島市で記者会見し、福島第1原発事故を理由に東京電力に昨年の賞を贈ると発表した。27日の株主総会で、黒く汚れた地球儀をトロフィーとして手渡す考えだ。
アクセル・ケーラー・シュヌラ会長は会見で「東電は利益優先のため、原発に欠陥があるのを知りながら対策をしてこなかった。人災を起こした経営者、大株主、原子力ムラの人々みなに贈りたい」と選考理由を説明。会長らメンバー4人は東電株の保有者だが、東電側は「株主名簿に載っていない」と総会出席を拒んでいるという。
エテコンの同賞はこれまでに、メキシコ湾で原油流出事故を起こした英石油会社BPなどが「受賞」している。【乾達】
東京電力への授与を予定する「ブラックプラネット賞」のトロフィーを手にするエテコンのアクセル・ケーラー・シュヌラ会長(前列右)=福島市で2012年6月25日、乾達撮影
ブラック企業大賞2012 大賞を受賞
ブラック企業大賞・各賞決定 東電、ワタミなどの名前並ぶ
2012/7/30 12:46
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労働法令に抵触、あるいは抵触すれすれの就労条件で社員を働かせたり、いじめやセクシャルハラスメントがあったりと労働環境が劣悪な「ブラック企業」の大賞を決める「ブラック企業大賞2012」の大賞・各賞が2012年7月28日に発表された。
大賞は福島第一原発事故後の対応などが問題視されている東京電力だった。ウェブ投票で選ばれる「市民賞」は長時間労働や過労自殺が問題となっているワタミとなった。
そのほか、業界賞は過労が原因でSEが死亡したとされる富士通ソーシアルサイエンスラボラトリとフォーカスシステムズ、ありえないで賞は、賃金未払いなどが問題となっているゼンショー、特別賞は新入社員が過労自殺したとされるウェザーニュースに贈られた。
ついに告訴される
2012年8月1日17時27分
福島の原発事故、捜査開始へ 地検が告訴・告発を受理
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東日本大震災に伴う東京電力福島第一原子力発電所の事故をめぐり、東京、福島、金沢の各地検は1日、東電幹部や政府関係者に対する業務上過失致死傷容疑などでの告訴・告発をそれぞれ受理した。今後、刑事立件の可否を見極めるための捜査を始める。
これまで検察当局は、事故調査への影響などを考慮して受理を保留してきた。先月23日に政府の事故調査・検証委員会の最終報告が出たことで、捜査が可能になったと判断した。
今後、捜査態勢を検討するが、検察内部では刑事立件に消極的な声が多い。業務上過失致死傷容疑では(1)原発事故による被害だと断定できるか(2)事故の責任を特定の個人に負わせることができるか――などが焦点となり、立件は困難なケースが多いとみられる。
福島第一事故、3地検が告訴・告発受理…捜査へ
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東京電力福島第一原発事故で、東京、福島、金沢の3地検は1日、東電や国に刑事責任があるとして福島県民らが提出した告訴・告発計9件を受理し、捜査を始めると発表した。
東電本店がある東京地検と原発が立地する福島地検が連携して関係者の聴取を進めるが、立件には困難が予想される。
告訴・告発は、事故時の東電経営陣や原子力安全委員会などの政府関係者らについて、〈1〉地震・津波対策を怠った結果、住民を被曝ひばくさせたり、避難を強いて死亡させたりした(業務上過失致死傷など)〈2〉事故の恐れが生じたのに十分な応急措置を講じなかった(原子炉等規制法違反)――疑いなどがあるとしている。ただ、被害が事故によるものと断定するのは難しいことなどから立件できないケースも多いとみられる。
(2012年8月1日21時56分 読売新聞)
「絶対に就職したくない企業ランキング」で男女ともに2位を獲得
- クチコミ情報サイト「キャリコネ」調査
- 2013年3月卒業予定の大学生・大学院生が対象
白木屋や王将もランクイン、「絶対に就職したくない企業ランキング」とは?
ワタミにマクドナルド…就職“不人気”企業はブラックor優良?
2012.10.11
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世の中には「就職人気ランキング」に対して、「ブラック企業ランキング」、もしくは「不人気企業ランキング」といったものが存在する。しかし、ランクインされている企業を見てみると、私が定義するところの「ブラック企業」に該当しない企業が含まれていることがある。内情は優良企業でさえあるのだが、その企業が属する業界や、一部の個別企業によるダーティなイメージが投影しているものと考えられる。そのような企業を採り上げ、「何がブラック企業イメージの原因か」「実際はどうなのか」について、多角的に分析していく。
【1】ゼンショー
過日、クチコミ情報サイト「キャリコネ」調査により、2013年3月卒業予定の大学生・大学院生を対象とした「絶対に就職したい企業ランキング」および「絶対に就職したくない企業ランキング」が発表された。前者の結果は、男子では「三菱商事」が1位となり、「ソニー」「トヨタ自動車」が2位、3位と続いた。女子では「資生堂」が1位で、男子1位の「三菱商事」が2位、「電通」が3位に入っている。
そして、「絶対に就職したくない企業ランキング」の結果も実に興味深いものだった。男女とも示し合わせたように「モンテローザ」と「東京電力」が1位2位を占め、特に男子では昨年度(2012)とまったく同じ順位という不名誉な「ワンツーフィニッシュ」が決まった。
男女とも「ワタミ」や「オリンパス」など、昨年から今年にかけて悪い意味で世間を賑わした会社がランクインしているほか、「ゼンショー」、「王将フードサービス」、「くらコーポレーション」、「日本マクドナルド」など、外食大手の名前がもれなく挙がっているところが興味深い。ユーザーとしては実に有難い存在なのだが、自分が働くことを考えると、その便利さ、安価さなどがすべて負担になってしまうと感じるのだろうか。
不人気企業は優良企業!?
人気上位は大手・有名・一流・ブランド企業ばかりで、不人気上位には超ハードワーク、それでいて薄給、ノルマが厳しそう、といったイメージがある、というのが共通点だ。特に不人気企業のイメージは、主にネットを中心にした報道の影響によるものが大きいだろう。不人気でランクインしたほぼすべての企業は、ネット上の「ブラック企業ランキング」では常に上位である。また入社後に受ける研修の厳しさを揶揄したような記事を見かけるのも特徴だ。
確かに、労働環境が万全ではない事実はあろうし、会社選びにおいて「働く環境こそが最優先だ!」という価値観を持つ人にとっては、「環境が劣悪=ブラック」という判断もアリかもしれない。しかし、「働く上で大事にしたいこと」の基準は万人が同じではない。世間のイメージに惑わされることなく、自分自身の価値観を大切にしてもらいたいものである。たとえば、こんな会社がある。
「創業当時から『業界トップ』『世界一』を志して事業展開を進め、積極的にM&Aを展開。同業他社が低迷する中、継続的に利益とプラスキャッシュフローを生み出し続け、直近の10年で売上高が20倍以上に拡大した成長企業」
どうだろう。大手企業の業績が低迷する中、成長を志す人には魅力的に映るかもしれない。この会社名は、「ゼンショー」という。不人気ランキングでは男子4位、女子9位だが、実は連結売上高4,000億円、日清食品やサッポロビールと同規模の大企業なのだ。
このように、人気も不人気もあくまでも一面的な印象にすぎない。一言で「イイ会社」といっても、それが「社員からみてイイ」のか、「ユーザーからみてイイ」のか、はたまた「株主からみてイイ」のか。捉える視点が変われば、評価も変わるものである。
不人気企業でも、活躍して充実した社会人生活を送る人はいるし、人気企業に入りながらも「こんなはずじゃなかった…」と不満を募らせる人もいる。親の期待や友人からの評価も大事かもしれないが、そこで働くのはあくまで自分自身なのだ。ほかならぬ自分自身の判断基準で、主体的な判断をして然るべきである。
2013年03月期は最終赤字6852億円
東電3月期は最終赤字6852億円 赤字電力8社合計は1兆6千億円に
2013.4.30 19:08
...
電力10社の平成25年3月期連結決算が30日出そろった。原発停止で代替する火力発電の燃料費がかさみ、北陸、沖縄電力以外の8社が最終赤字に陥り、赤字額は合計で約1兆6千億円に達した。原発再稼働の見通しが立たない中、厳しい経営が続く。
東京電力が同日発表した25年3月期連結決算は最終損益が6852億円の赤字となった。最終赤字は3期連続。経常損益も3269億円の赤字で、2期連続の赤字に落ち込んだ。東電は昨年4月から企業向け、同9月からは家庭向け電気料金をそれぞれ値上げしたが、燃料費の増加を補い切れなかった。
関西、九州電力の25年3月期連結決算も燃料費の増加が響き、ともに過去最大の最終赤字に落ち込んだ。
赤字8社は人件費削減などを通じて経営効率化を図ったものの、原発停止に伴う火力発電の増加で燃料費が膨らみ、収益を圧迫した。
一方で、水力発電の比率が高い北陸電力と、原発を持たない沖縄の2社は黒字を確保した。
沖縄を除く9社は原発の再稼働時期が見通せないとして、26年3月期の利益予想を「未定」とした。
2013年12月 依願退職者が2013年度末に累計で1700人に達する見通し
東電、依願退職1700人に 人材流出が深刻化
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東京電力で福島第1原発事故後の依願退職者が2013年度末に累計で1700人に達する見通しとなったことが2日、分かった。13年度末に11年度当初比3600人減の3万6千人体制とする削減目標に達する見込みだが、依願退職者の約4割が本店の経営戦略部門の社員や原発技術者で、中核業務に支障が出る恐れもある。
年収の2~3割カットが続いていることや、経営の先行きが見通せない中での将来不安が人材流出の背景。東電は事態を深刻にみており、見直し作業中の総合特別事業計画に待遇改善を盛り込む方向で検討している。
2013/12/02 19:37 【共同通信】
2014年03月 退職7割が20~30代
若手流出、東電の苦悩 退職7割が20~30代 再建へ険しい道のり
産経新聞2014年3月12日(水)08:03
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福島第1原発事故から3年を迎えた東京電力では11日、広瀬直己社長が「たやすい道ではないが、しっかり心を一つにして仕事に当たっていきましょう」と同原発の免震重要棟で社員ら約100人に呼びかけた。廃炉作業や汚染水処理など難題が山積する中、有望な若手が会社を去るなど、人材流出が止まらない。東電再生の頼みの綱となるのは柏崎刈羽原発(新潟県)の再稼働だが、見通しは不透明なままだ。(原子力取材班)
広瀬社長が「心の共有」を強調せねばならなかったように、会社での希望が見えず、辞めていく社員が後を絶たない。事故前に年100人程度だった自主退職者数は、平成23年度465人、24年度712人、25年度は4月から12月末までに315人。深刻なのは、その7割が20~30代の若手で、4割が経営幹部候補や原子力技術者などの中核社員であることだ。
事故後に一般社員の基本給は20%、管理職も30%削減され、今も続いていることが理由の一つ。平均年収(勤続年数22年、平均年齢42歳)は、事故前の22年度の761万円から24年度は620万円に下がった。
今年1月にまとめられた東電の再建計画である「総合特別事業計画」では、さらなるリストラを迫っている。50歳以上の社員を対象とする千人規模の希望退職者(グループ全体で2千人規模)を募集し、10カ所の支店廃止も決めた。
燃料費削減などと合わせて計画を実行すれば、10年間で4・8兆円のコスト削減となる。4月から取締役会長に就任する数土(すど)文夫・JFEホールディングス相談役は1月の会見で「不退転の決意で再建に身命を賭(と)したい」と決意を語ったが、新潟県の泉田裕彦知事は「(計画は)絵に描いた餅にすぎない」と切り捨てる。
東電と新潟県の対立が、経営再建の柱となる柏崎刈羽原発の再稼働に波及。今夏までに6、7号機の再稼働を見込むが、地元調整が原発の重要施設の運用にまで及び、原子力規制委員会の安全審査は事実上、止まった。経営再建と福島第1原発の廃炉の両立を目指す前途は依然厳しいままだ。