2012年06月 被災地以外での布教
“ステルス布教”するカルト教団が増殖中 被災地ボランティアや反原発デモに紛れて…
2012年06月19日18時38分
提供:日刊SPA!
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未曾有の被害をもたらした昨年の東日本大震災と、併せて起こった福島第一原子力発電所事故。天災と放射能への恐怖が高まるなか、社会不安をネタに人やカネを集めているのが、カルト教団だ。人々の不安を煽りながら布教活動を行い、新たな信者獲得に乗り出している。
その一つが、学生を狙うカルト宗教の勧誘だ。学生を狙う勧誘は以前からあったが、震災以降、これが活発化しているのだ。なかでも、多発しているのが被災地ボランティア報告会に信者が紛れ込み、学生を勧誘する手口。西日本の大学に通う女子学生のAさんも韓国系カルト団体の勧誘を受けた一人だ。
「報告会の会場で、女子学生から“私たちのボランティア活動に興味はないか?”と声を掛けられました。純粋なボランティアだと思ってメアドを交換。後日呼び出されたら、“実は私たちは聖書の勉強をしている”と言われた。しかも、連れて行かれたのはマンションの一室で、普通のキリスト教とは少し違いました」(Aさん)
不審に感じたAさんは知人に相談。ネット上で批判されているカルト団体と同じ勧誘手口だと気づき、その後のメール勧誘を無視し続け、事なきを得たという。
こうした“ステルス布教”で学生を騙す手口は枚挙に暇がない。
「教団によっては新年度が始まる直前の3月に、大学周辺のアパートの空き部屋をチェックし、新入生が入居するのを待ち構えています。そして戸別訪問し、大学生に学生生活に役立つ情報を提供するサークルなどと称して仲良くなり、親しくなってから宗教勧誘をする。接触してから正体を明かすまで、場合によっては2~3か月かけるケースもあります」(元信者)
また、震災を利用した強引な勧誘も横行している。高校卒業以来、ほとんど連絡がなかった友人から呼び出され、勧誘を受けたのは都内の私立大学に通うBさんだ。
「待ち合わせ場所の池袋の喫茶店に行くと、知らない男が友人と一緒に現れて、仏教団体の勧誘を始めた。“地震で死んだ人は、うちに入信しなかったから死んだ”と言って、入信届に名前を書くまで帰してくれない。“死にたくなければ入信しろ”って脅迫ですよ。結局、3時間近くも勧誘を続けられ、根負けして名前を書いてしまいました」
Bさんを勧誘したのは、かねてより学生をターゲットにした勧誘で知られている仏教団体だ。カルト問題に詳しいフリーライターの藤倉善郎氏が解説する。
「この団体内では“震災で人が死んだのは仏罰だ”と言って、今まで以上に信者を勧誘活動に駆り立てている。それを真に受け、それほど熱心ではなかった信者までもが目の色を変えて勧誘をし始めています。真面目な学生ほど、カルトに入信すれば熱心な勧誘要員になるし、ゆくゆくは有能な幹部候補にもなる。カルト団体にとって学生は恰好のターゲットです」
全国で盛んに行われている反原発デモ。ここにもカルト団体の魔手が忍び寄る。
「反原発を唱える仏教系カルトの若い信者が、デモの参加者たちに自団体の新聞を配って回っていました。デモには学生の参加者も多く、信者たちは学生らしき若者に対して、特に重点的に新聞を手渡ししていた」(デモ参加者)
震災を機に拡大するカルト勧誘。学校側も学生たちに注意を呼びかけている。 <取材・文/SPA!カルト教団取材班>
※週刊SPA!6月19日発売号「カルト教団[全力で資金集め!]の驚愕実態」より
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「震災で死んだ人はうちに入信しなかったから死んだ」 反原発運動や震災ボランティアにまぎれ、学生狙うカルト宗教続々 ニュー投
より、
26 :名 無しさん@13周年:2012/06/20(水) 13:03:58.19 ID:oXcsF6/Y0
>>2
>>「待ち合わせ場所の池袋の喫茶店に行くと、知らない男が友人と一緒に現れて、仏教団体の
>> 勧誘を始めた。“地震で死んだ人は、うちに入信しなかったから死んだ”と言って、入信届に
>> 名前を書くまで帰してくれない。“死にたくなければ入信しろ”って脅迫ですよ。結局、3時間近くも
もろに顕正会の手口w
為になるな~
2012年06月 被災地での布教
“カルト団体”卑劣な勧誘手口!被災地で「大津波また来る」2012.06.29
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オウム最後の逃亡犯、高橋克也容疑者(54)が逮捕され、地下鉄サリン事件を始め教団が引き起こした一連の事件に終止符が打たれた。だが、その裏でオウム残党で結成した「Aleph(アレフ)」や複数のカルト団体が、社会不安をあおりながら不気味に勢力を拡大させている。なかには先の震災の被災者を「数年後にまた大津波がやってくる」と脅迫まがいに勧誘する団体も。「カルト」の卑劣な手口とは-。
「ほとんど脅しのようなやり方で入信を強要してきた。許せないのは、震災で受けた心の傷につけ込んできたこと」
こう怒りに震えるのは、東日本大震災で被災した宮城県石巻市に住む会社員の女性(35)。石巻では3230人(5月末現在)の死者が出るなど甚大な被害に遭い、いまも至る所に津波の爪跡が残る。
余震の恐怖におびえながら過ごしていた今年1月、ある仏教系の新興宗教法人から入信を勧められた。
東京に住む同郷の友人からの紹介だったが、その勧誘手法はかなり強引なものだったという。
「3人がかりで、道場のような場所に1時間近く軟禁された。『数年後にまた津波が来る。入信しないと助からない』『原発事故は人々の信心が足りないから起こった』などと延々と聞かされた。恐怖のあまりその場で入会届にサインしてしまった」
女性は、5万円で購入した数珠状のアクセサリーをしていた。だが、「そんな物をしていたら罰があたる」とその場で捨てるよう強要された。
カルト問題に詳しい恵泉女学園大の川島堅二学長兼教授(宗教学)は「この女性が被害に遭ったのは、強引な勧誘を繰り返して『反社会的カルト』として問題視されている団体です。表向きには支援をうたいつつ、信者の勧誘を行うカルト団体と被災者との間でトラブルが相次いでいます」と説明する。
被災地に入り込んでいるのは、この団体だけではない。入会者とのトラブルが絶えない別の自己啓発セミナーは、正体を隠してNPO団体を設立している。「避難所に整体師やアロマセラピストなどとして潜り込んで、ひそかに勧誘活動を展開している」(川島氏)
オウム真理教を改称し、松本智津夫(麻原彰晃)死刑囚(57)の教義を受け継ぐ「アレフ」も、震災を悪用して信者獲得を図っている。
「教団のホームページで『修行で、放射線被害は乗り越えられる!』と宣伝。福島第1原発事故に不安を抱く人々の心理を突く形で、積極的な布教活動を行っている」(公安関係者)
公安調査庁によると、こうした工作活動で今年に入って約80人を新たに獲得、信徒を約1300人にまで伸ばしている。
カルト問題に詳しい宗教学者の島田裕巳氏は「経済情勢や家族関係の悪化、犯罪の増加など不安要素を並べ立てて、洗脳するのが常套手段です。『今の世の中は間違っていて正しい自分たちだけが救われる』という主張を展開する彼らにとって、大規模な事故や災害は人々の不安につけ込む格好の材料になる」と注意喚起する。
被災者だけではなく「現状に不満を抱えた若い世代や震災ボランティアに参加する若者も狙われがちです。問題意識を持ちながらも世間慣れしていない人が多く、心の隙間につけ込まれやすい」(島田氏)。
カルトが仕掛ける巧妙な罠。怪しさ、うさん臭さを感じたら、耳を貸さず、徹底して遠ざけることだ。