小学館が発行する女性週刊誌。毎週木曜日発売。
女性セブン - Wikipedia
2013年10月10日発売号で放射性セシウムが検出されていない47品目を放射性物質が検出された食品として紹介
問題の記事について
先に結論:
厚労省資料の品目ごとの「検出限界値」を実測値と読み誤ったものでした。
「出典は厚生労働省のホームページであり、不等号(<)が付されている値が検出下限値であることを理解せず転記した。」
厚生労働省のホームページより、引用元と思われるページ(平成25年7月&平成25年8月)
月別検査結果
2013年10月10日 VOL.40 より「中国&韓国産 放射能汚染 この食品が危ない!」
女性セブン バックナンバー VOL.40(10/24,31)
10日発売の女性セブンに掲載された「放射性物質が検出された食品最新リスト47」とする表のコピー
(小学館、13府県に誤報で謝罪 放射性物質検出の週刊誌記事
記事発売後の時系列
▼2013年10月18日 新潟県が抗議
新潟県のホームページより
「女性セブン」誌の放射能関連記事に誤った内容が掲載されたため、訂正と謝罪を求める抗議文を送付しました。
2013年10月18日
平成25年10月10日発売の「女性セブン(10月24・31日号)」誌の「中国&韓国産 放射能汚染 この食品が危ない!」に、実際には放射性物質が検出されていない本県の農畜産物から放射性物質が検出されたかのように受け取られる事実と異なる記事の掲載がありました。
このため、本日、発行元である(株)小学館に対し、新潟県農業協同組合中央会と連名により、別紙のとおり謝罪と記事の訂正を求めましたのでお知らせします。
なお、記事の内容について、発行元に確認したところ、「出典は厚生労働省のホームページであり、不等号(<)が付されている値が検出下限値であることを理解せず転記した。」旨の回答を得ております。
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株式会社 小学館
代表取締役社長 相賀昌弘 殿
抗議文
貴社が発行した女性セブン誌10月24・31日号において、新潟県産農産物、畜産物から放射性物質が検出されているとの報道がされている。しかしながら、出典とされている厚生労働省発表資料での不等号(<)が付された値は検出下限値であり、この測定で放射性セシウムが検出されなかったことを意味するものであることから、重大な誤報である。
このことは、新潟県産農林水産物が放射性物質に汚染されているとの誤解を消費者に生じさせ、本県農林水産業並びに関連産業に甚大な被害をもたらしかねないものである。
よって、ここに厳重に抗議するとともに、事実誤認に基づく記事を掲載し、このような事態に至らせたことに関し、謝罪及び訂正する記事を女性セブン誌次号に掲載することを求める。
平成25年10月18日
新潟県防災局長 山田治之
新潟県福祉保健部長 本間俊一
新潟県農林水産部長 目黒千早
新潟県農業協同組合中央会副会長 今井長司
新潟県が小学館に抗議 放射能汚染めぐる週刊誌記事で
2013年10月19日13時32分
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10日発売の週刊誌「女性セブン」に県産農畜産物から放射性物質が検出されたとする記事が掲載され、事実と異なる内容があったとして、新潟県は18日、発行元の小学館(東京都千代田区)に抗議文を送ったと発表した。県によると、小学館はデータの読み間違いを認めたという。
県によると、記事は「中国&韓国産 放射能汚染 この食品が危ない!」。新潟県産などの野菜や魚介類47品目から検出されたとする放射性物質の値を表で示した。厚生労働省などのデータが引用されている。
しかし、県によると、放射性セシウムが検出されていないものが取り上げられており、「重大な誤報」と抗議。「消費者に誤解させ、関連産業に被害をもたらしかねない」とした。
同誌編集部は「関係各位及び読者に深くおわびする」とコメントしている。
▼2013年10月18日 青森県も抗議
新潟ばかりがクローズアップされ、青森が「ついで」扱いに。カワイソス
女性セブン誤報、放射性物質の数値取り違え
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小学館(東京都)が今月10日に発売した週刊誌「女性セブン」で、新潟、青森県産などの食品から放射性物質が検出されたとした記事が誤報だったとして、同社は21日までに両県などに謝罪した。
同社は24日発売の同誌に記事の訂正と謝罪を掲載する。
問題の記事は、「中国&韓国産 放射能汚染 この食品が危ない」のタイトルで、国の基準値は下回っているが放射性物質が検出された食品として、野菜や魚介類など47品目の一覧表を掲載し、「放射性物質の検出数値」とする数値を表記している。
同社によると、誤りがあったのは、厚生労働省が発表した7、8月の月別検査のデータをもとに放射性物質が検出されたとした品目。実際には検出されていないにもかかわらず、厚労省データの中にあった検出限界値を検出値と勘違いしていた。同社は、新潟、青森両県から「内容に重大な誤報がある」などと抗議を受け、両県産の14品目について誤りを認めた。
(2013年10月21日21時47分 読売新聞)
▼2013年10月21日 千葉県が抗議
女性セブン:記事で謝罪 放射性物質検出食品リスト
毎日新聞 2013年10月21日 19時45分(最終更新 10月21日 20時20分)
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10日発売の週刊誌「女性セブン」が千葉県産トウモロコシから検出されていない放射性セシウムを検出されたかのように記載しているとして、同県は21日、発行元の小学館の相賀昌宏社長宛てに抗議文を送った。女性セブン編集部は「次号で訂正、おわびを掲載する予定」と謝罪するコメントを出した。
問題となっているのは同誌の「放射性物質が検出された食品最新リスト47」の表。千葉県産トウモロコシから放射性セシウム134などが1キロ当たり計20ベクレル検出されたと掲載されているが、厚生労働省が8月に公表したデータでは非検出だった。同誌編集部によると、表の47品目のうち約20品目について新潟、青森県などからも抗議があった。【宮地佳那子】
▼2013年10月21日 京都府が抗議
女性セブン:13府県で誤り 放射性物質検出食品リスト
毎日新聞 2013年10月21日 22時27分(最終更新 10月22日 07時23分)
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10日発売の週刊誌「女性セブン」が農水産物などから検出されたとする放射性物質の値を誤って掲載し、京都府は21日、発行元の小学館に山田啓二知事名で抗議文を送った。小学館によると、一覧表で示した18道府県の産品のうち13府県で誤りがあった。24日発売の同誌で訂正記事と謝罪を掲載する。
記事は「放射性物質が検出された食品最新リスト」として、厚生労働省や水産庁、NGOなどの検査結果を基に、47品目の産地や数値を掲載。しかし、厚労省資料の品目ごとの「検出限界値」を実測値と読み誤ったという。京都府産キュウリは1キロ当たり「7.7ベクレル」と掲載されたが、同府は「検出されておらず重大な誤報」としている。【藤田文亮】
放射性物質検出記事掲載 女性セブンに府が抗議文 京都
2013.10.22 02:07
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府は21日、10日発売の週刊誌「女性セブン」が、府内産のキュウリから放射性物質が検出されたとの記事を掲載したことについて「事実と異なり、誤解を生じさせる」として、発行元の小学館(東京)に抗議文を送った。同社は府に対し内容の誤りを認め、24日発売の同誌に記事の訂正と謝罪文を掲載するという。
▼2013年10月22日 和歌山県が抗議
小学館:「放射能」誤報 県が抗議 /和歌山
毎日新聞 2013年10月23日 地方版
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国産の農水畜産物から放射性物質が検出されたと報じた週刊誌「女性セブン」の記事に、和歌山を含む13府県の産品が誤って掲載された問題について、仁坂吉伸知事は22日の定例記者会見で、発行した小学館に抗議していることを明らかにした。
誤りがあったのは、10日発売号に掲載された「放射性物質が検出された食品最新リスト47」とする表の一部。厚生労働省の資料に記載された品目ごとの検出下限値を、実際に測定された値と取り違えて表に記載、和歌山産は「トマト」と「もも」から1キロあたり20ベクレル検出されたと誤って掲載された。
小学館は24日発売の同誌に訂正と謝罪記事を掲載する予定で、23日には県庁に謝罪に訪れるという。
仁坂知事は、県の検査で放射性物質が検出されたことは一度もないことを強調した。【中村好見】
トマト放射性物質で県が女性セブンに抗議
2013年10月23日
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県は22日、今月10日発売の女性セブンの「中国&韓国産 放射能汚染 この食品が危ない」と題する記事に、実際には放射性物質が検出されていない和歌山県産のトマトとモモから、放射性物質が検出されたかのように受け取れる掲載があったと発表した。
県によると、県は消費者の安全・安心を確保するため、平成23年10月から各保健所に放射性物質検査機器を配備し、県内産の農林水産物や加工食品の検査を実施。これまで一度も検出されたことはないが、女性セブンの記事に「トマトとモモから放射性物質が1㌔当たり20ベクレル検出されたかのように受け取れる、事実と異なる掲載があった」という。
県は「編集担当者が記事中の『放射性物質が検出された食品最新リスト47』に厚生労働省ホームページのデータを引用する際、検出下限値として掲載された数値(一般食品の放射性物質の基準値1㌔当たり100ベクレル以下の5分の1)を検出数値として掲載したことが分かった。県産の産物が放射性物質に汚染されているとの誤解を生じさせ、関連産業に大きな被害をもたらしかねず、発行の小学館に対して厳重に抗議し、謝罪と訂正記事の掲載を求めるとしている。
誤報の女性セブンに抗議文
2013-10-24(木) 19:48
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東京の出版社が発行した週刊誌に、和歌山県産の農産物から放射性物質が検出されたとの誤った記事が掲載された問題で、県は、県庁に謝罪に訪れた出版社の関係者に対して抗議文を渡し、改めて訂正記事の掲載などを求めました。
県庁を訪れたのは、記事を掲載した週刊誌「女性セブン」の藤田欣司編集長らで、県の塩崎望環境生活部長と増谷行紀農林水産部長が、連名の抗議文を手渡しました。
この問題は、今月10日発売の「女性セブン」に掲載された「放射性物質が検出された最新の食品リスト」の中に、実際は放射性物質検出の限界値以下だった和歌山県産のトマトと桃について「1キログラムあたり20ベクレル」と表記されたものです。
藤田編集長らは、厚生労働省のデータを正しく理解せずに使ったと誤報だったことを全面的に認め、県や県内の農産物の生産者などに対して謝罪しました。その上で、今日発売の女性セブンの最新号に、お詫びと訂正の記事を掲載しました。
▼2013年10月23日 長野県が抗議
女性誌の食品汚染報道に県抗議 長野
2013.10.24 02:02
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今月10日に発売された週刊誌「女性セブン」の記事中に県内産農産物から放射性物質が検出されたとする記事が掲載された問題で、県は23日までに、「重大な誤報」として抗議文を発行元の小学館(東京)に送った。
「中国&韓国産 放射能汚染 この食品が危ない!」との表題で掲載された記事には、17道府県の野菜や魚介類から検出されたとする放射性物質の値を一覧表で表示。本県からはレタス、白菜、モモについて記載されていた。
県庁へは同誌副編集長が22日に訪れて謝罪し、記事掲載の経過や今後の対応について説明した。しかし、県は同誌や新聞広告への訂正・謝罪文の掲載では不十分だとして、同社主催の記者会見を開いて説明と謝罪を行い、国内外に広く周知するよう、阿部守一知事名で求めた。
▼2013年10月24日 女性セブン 謝罪文を掲載
Vol.41(11月07日号)
本誌10月10日発売号
「中国&韓国産 放射能汚染 この食品が危ない!」
の誤報に関するお詫びと訂正
本誌10月10日発売号「中国&韓国産 放射能汚染 この食品が危ない!」の記事中で、厚生労働省の検査結果をもとにした24品目(13府県)について、掲載した数値が間違っていました。
厚生労働省の検査結果によれば、放射性物質が検出されておりません。
また、水産庁の調査結果をもとにした7品目(4県)については、現在、一部出荷自粛、出荷制限、操業自粛を実施しているにもかかわらず、市場に流通しているかのような誤解を招くものでした。
青森県、宮城県、山形県、福島県、茨城県、栃木県、群馬県、千葉県、新潟県、山梨県、長野県、京都府、和歌山県、宮崎県の関係各位、および生産農家、漁業関係者、製造加工業者の方々、および読者の皆様に多大なるご迷惑をおかけしたことを、心からお詫び申し上げます。
女性セブン編集部
参考
「女性セブン」放射性物質検出データに誤り 小学館が謝罪へ
2013/10/22 15:45
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小学館は2013年10月21日、国産の農産物から放射性物質が検出されたと報じた週刊誌「女性セブン」の記事に誤りがあったとして、13府県に謝罪する意向を明らかにした。
問題の記事は10月10日発売号に掲載された、「放射性物質が検出された食品最新リスト47」とする表の一部。国の基準値は下回っているものの放射性物質が検出された食品として47品目を紹介していた。同社広報室によると、実際は13府県の農産物24品目については誤りで、「厚生労働省のデータを読み間違えた」という。同社は24日発売号に訂正・謝罪記事を掲載する。
抗議受け、小学館が記事訂正へ 食品が放射能汚染と週刊誌誤報
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新潟県は18日、10日発売の週刊誌「女性セブン」の記事で、県産農産物などから放射性物質が検出されたとの内容が「消費者に誤解を生じさせる」として、発行元の小学館(東京)に抗議文を送った。同社は誤りを認め、24日発売の同誌に記事の訂正と謝罪を掲載する。
記事は「中国&韓国産 放射能汚染 この食品が危ない!」とのタイトル。新潟を含む17道府県の野菜や魚介類から検出されたとする放射性物質の値を一覧表で示し、厚生労働省や自治体、市民団体の検査結果を根拠としている。
2013/10/19 01:19 【共同通信】
小学館、「女性セブン」の誤報で13府県に謝罪
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小学館は21日、国産の農畜産物から放射性物質が検出されたと報じた週刊誌「女性セブン」の記事に誤りがあったとして、産地の13府県に謝罪、経緯を説明していると明らかにした。同社は24日発売の同誌に訂正と謝罪記事を掲載する。
同社広報室によると、誤りがあったのは10日発売号に掲載した「放射性物質が検出された食品最新リスト47」とする表の一部。厚生労働省の資料に記載された品目ごとの検出下限値を、実際に測定された値と取り違え、表に記載した。
青森県が17日に指摘して誤りが発覚し、新潟県や千葉県なども同社に抗議文を送った。女性セブン編集部は、13府県の担当者に順次連絡を取り、訂正記事を出すことを伝えているという。
女性セブン編集部は「関係各位と読者の皆さまに深くおわびする」とのコメントを出した。
(2013年10月21日22時18分 スポーツ報知)
小学館、13府県に誤報で謝罪 放射性物質検出の週刊誌記事
2013年10月21日(最終更新 2013年10月21日 22時57分)
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小学館は21日、国産の農畜産物から放射性物質が検出されたと報じた週刊誌「女性セブン」の記事に誤りがあったとして、産地の13府県に謝罪、経緯を説明していると明らかにした。同社は24日発売の同誌に訂正と謝罪記事を掲載する。
同社広報室によると、誤りがあったのは10日発売号に掲載した「放射性物質が検出された食品最新リスト47」とする表の一部。厚生労働省の資料に記載された品目ごとの検出下限値を、実際に測定された値と取り違え、表に記載した。