女川原発の津波対策
コピペ
電気を供給するのが女川原発
放射能をまき散らすのが福島原発
住民が原発に避難するのが女川原発
住民が原発から避難するのが福島原発
地震で安全に停止したのが女川原発
地震で完全に廃炉になったのが福島原発
津波に耐えたのが女川原発
津波で絶えたのが福島原発
東北に電力を与えるのが女川原発
東北に迷惑をかけるのが福島原発
危険の兆候が見られないのが女川原発
社長の姿が見られないのが福島原発
更なる安全強化を行うのが女川原発
更なる放射能漏れを起こすのが福島原発
東京電力
「今回の地震は想定外。津波の高さは、最大5.6メートルを想定しており今回の事故は防ぎようのない
まさに天災で、国からの支援をお願いする」
東北電力
「これまでの経験を踏まえて、津波の高さを9メートル以上と想定。おかげで女川原発の被害は
最小限で済んだ」
震源地 女川の方が近い
津波 女川の方が高い
参考
原発、明暗分けた津波対策 女川は避難所に
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110324/dst11032422350077-n1.htm (リンク切れ)
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110324/dst11032422350077-n2.htm (リンク切れ)
2011.3.24 22:32
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東日本大震災の被害では、同じ東北の太平洋沿岸に立地する東京電力の福島第1原発と東北電力の女川原発が明暗を分けた。福島第1原発が多くの住民を故郷から引き離した半面で、女川原発には壊滅的被害となった女川町民が避難所として身を寄せている。2つの原発の明暗が分かれたのは福島第1原発では想定された津波の高さが約5・6メートルだったのに対して女川原発は9・1メートルに設定した立地のわずかな違いだった。
福島第1原発は過去の事例を参考に津波の高さを最大約5・6メートルと想定して設計されていた。東京電力は「隣の南相馬市の津波の高さは約10メートルにも及んだとされ、今回の津波は想定をはるかに超えていた。揺れは耐震設計の600ガルを下回っていただけに津波にやられました」と説明する。
一方、女川原発は昭和53年の宮城県沖地震後の59年に運転を開始。東北電力によると、三陸沖地震津波や宮城県沖地震の経験から津波想定は高さ9・1メートル、耐震設計は580ガル、半径5キロ以内に活断層がない-などの地盤条件も含めた総合的な判断で現在の場所に建設されたという。
固い岩盤上にある主要施設は海面から14・8メートルもの高さだった。地震の揺れは想定以下となる567・5ガルにとどまり、消波ブロックと芝生の斜面に阻まれた津波は主要施設に達することはなかった。「設計段階の津波と耐震の条件を満たした立地が津波被害を阻んでくれた」(東北電力)
震災後の停電はなく、水の備蓄もあったため、女川原発は津波で壊滅的被害を受けた女川町民の救いの場所になった。原子炉等規制法で一般住民は許可なく原発敷地内には入れないが、人道上の配慮から開放され、最大で330人が事務建屋の別館と体育館に避難した。
東北電力は「今後も要望があれは避難所として開放したい」と話している。
(石田征広)
津波17メートル 鉄骨ビルも破壊 宮城・女川
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2011032790070211.html (リンク切れ)
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堅固な鉄骨ビルの高層階に避難しても安全といえない-。津波被害について研究している柴山知也・早稲田大教授(土木工学)らが
二十六日、宮城県女川町の女川漁港周辺で行った現地調査に同行した。
柴山教授は、鉄骨ビルが横倒しになるほどの津波の破壊力に「想定外だ」と驚き、一般的に知られる津波対処法を再考する必要性を指摘した。
「スマトラ沖地震クラスだ。日本でこんな光景を見るなんてショックです」。二〇〇四年、インドネシアを中心に二十二万人以上の
死者・行方不明者を出した巨大津波を引き合いに柴山教授は嘆息した。
女川漁港近くの高台に上ると、湾周辺の市街地は見渡す限り、がれきの山が広がる。高台にある町立病院の一階フロアに足を踏み入れた。
壁面には胸の高さ辺りにくっきりと泥水の跡が残る。
その場で測量すると、海面からの高さは一七・六メートル。柴山教授は「海から近く、ほぼ津波の高さと考えてよい。それにしても
記憶にない高さだ」と言う。
別の場所から漁港を見下ろすことができる「崎山展望公園」に移動した。地震の前には、湾の入り口にハの字形に防波堤が設置され、
海水の流入を遮っていたというが、残骸すら見えない。
V字形に切れ込んだ湾のちょうど中央部にある市街地に向かった。四階建ての鉄骨があらわになったビルが基礎部分から
引きちぎられたように横向きに倒されていた。
水の通り道が狭まり、勢いが最も高まる場所だ。ビルは内陸部へ十四メートルも流されていた。
「鉄骨や鉄筋コンクリートのビルが津波に倒されるとは、そもそも想定していなかった事態だ。
緊急時にはこうしたビルに逃げろ、と言っていたのが通用しなくなった」。
柴山教授は驚いた様子だ。同じように倒壊したビルは他に三カ所で確認できた。
津波の危険地帯では、四~五階建ての津波避難ビルを造るなど、緊急時には堅固なビルの
高層階に逃げるのが一般的な対処法とされてきた。
しかし、今回の調査で必ずしもビルが安全とはいえなくなった。
教授は「津波避難ビルの立地を考える上で教訓とするべきだ」と述べた。
2011年3月27日 07時02分