あくまで一部の人の話です。被災者全員が該当するわけではありません。
2011年04月 ムラ社会の老害が妊婦の避難を阻害する
【原発震災】妊婦の避難を阻む呪縛
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「20人の妊婦さん、全員来れませんでした」――。事故を起こした東京電力福島第一原発から半径100キロメートル圏内に避難する妊婦らを沖縄で受け入れる活動を行う「つなぐ光」(沖縄県恩納村、金城睦代表)のブログに、今月23日に掲載された記事の題名だ。福島県内で被災した妊婦が沖縄への避難について家族で話し合ったものの、「みんな歯を食いしばっているのに、自分だけ抜け出すのは許されない」として断念したという。避難したくても出来ない「しがらみ」が妊婦らを呪縛している。
■「どうして、ここから逃げるんだ!」
「つなぐ光」では青森や宮城、千葉など、東日本大震災の各被災地からの妊婦や子ども連れ家族も受け入れる。とりわけ福島第一原発から半径100キロ圏内については、胎児および小児への被曝が懸念されることに加え、震災や放射能への不安から生じるストレスが妊婦らにもたらす悪影響が無視できないため、チラシを作製するなどして重点的に受け入れをアピールしている。
ところが、実際には妊婦らが被災地を離れられない事情がある。多くの親類、友人が「復興のために」と現地に踏みとどまることに加え、多数の犠牲者が生じた過酷な現実を経て「生き残った人間がこの土地を守り、復興させることが使命だ」という強い論調がある。
母親が子供のことを考えてより生活環境の良い場所に移ろうとしたところ、父親に「どうして、ここから逃げるんだ!」と反対され、狭い避難所に引き戻された実例もあるという。また、そうしたしがらみを振り切って避難したとしても、母親や妊婦は「自分だけが逃げてきた」という強い罪悪感を背負うこととなる。
■安心して送り出せる環境作りが大事
「つなぐ光」に寄せられる避難受け入れ要請の比率は、発足当初の3月下旬には宮城が約半数を占め、福島は4分の1程度だったが、4月中旬以降は福島からが8割を占める。実際に避難するのは要請全体の2割にとどまり、他は「しがらみ」で阻まれるという。
事務局の中川角司氏は「子育てをする立場にとっては『ここにいない方がいい』と感じれば、それこそが真実。後で笑い話になってもいいから、お父さんが安心してお母さんを送り出せるような世論作りが必要だし、政府が妊婦の方などを対象に避難勧告を出すことも大事」と話す。今回の取り組みではこれまでに15家族、約40名を受け入れた。
被災地から遠く離れた沖縄に原発はなく、温暖な気候と恵まれた自然環境も避難者の震災ストレスや不安の緩和には非常に有効だ。「つなぐ光」では1週間から1ヶ月程度の避難生活を受け入れ、定住希望者には専門の支援団体を紹介する。連絡先は事務局(098-966-1103)。(オルタナ編集部=斉藤円華)2011年4月26日
2011年06月 瓦職人2人を自殺にまで追い詰める
瓦職人 限界 1日30件…自ら命絶つ人も
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2011年6月13日
県内の瓦職人が悲鳴を上げている。東日本大震災で多くの民家の瓦屋根が壊れ、修理の依頼が一気に押し寄せた。「腕が悪いから壊れた」という一方的な非難、過重な労働、雨漏りを心配する顧客からの矢の催促。職人から「もう限界」との声が出る。県瓦工事組合連合会には震災後、会員2人の自殺の可能性が報告された。「厳しい業界の窮状を知ってほしい」。薄井幸夫会長の訴えは切実だ。
連合会によると、県内で民家などから落ちた瓦は推計で約4万トンに上る。一業者当たり400~2000件の依頼を抱え、パンク状態だ。仕事量は「4、5年分」(連合会関係者)にもなるという。
「技術が悪かったから瓦が落ちたんだ」。県南地方の業者は、自分が屋根を手掛けた顧客から容赦のない言葉を浴びせられた。瓦の損壊には建物の強度や地盤などさまざまな原因が考えられるが、知り合いの同業者も自信を持って完成させた仕事を非難された。「ノイローゼになった仲間もいた」と打ち明ける。
人手や資材の不足が事態をさらに深刻化させている。20年前、連合会の会員は約120業者だったが、和風家屋の減少などで、今は4分の3に減った。震災直後に比べ、最近は徐々に瓦を入手できるようになったが、まだまだ品薄が続く。
全日本瓦工事業連盟はホームページで、被災地で仕事を請け負ってくれる職人を募っているが、応援の職人は宮城や茨城県に偏り、本県への加勢は少ないという。いわき市の職人(62)は「放射能の影響だろう。福島こそ応援が必要なのに」とやりきれない思いを語る。
間もなく梅雨や台風シーズンを迎える。応急処置としてビニールシートをかぶせている家が多く、修理を待つ人からは「いつ嵐が来るか分からない。早く直して」との声が相次ぐ。薄井会長は「今こそ業界挙げて頑張る時だが、これ以上の無理はできない」と複雑な思いを口にした。
中通りに住む瓦職人の男性が遺書に「もう限界です」と書き残し、自ら命を絶ったのは5月初めのことだった。妻が自宅近くで変わり果てた遺体を見つけた。
震災直後から屋根瓦の補修の依頼が殺到し、多い時は1日に30件ほどに上った。職人になって50年になるが、1人でこなせる限度を超えていた。
家族の手を借りながら、ほとんど休まず現場を回ったが、仕事はたまるばかりだった。催促の電話が頻繁にかかるようになり、自宅にも昼夜を問わず修理を依頼する人が訪れた。心休まる時がないようだったという。
「誰も知らない所へ行きたい」。命を絶つ半月前に口にした言葉は心の叫びだった。「地震がなければ、今でも元気に生きていたはずなのに」と夫の死を嘆く妻の声は震えていた。
2012年04月10日 「原発避難者、働かずパチンコ」 いわき市長が発言
「原発避難者、働かずパチンコ」 いわき市長が発言
魚拓:
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福島県いわき市の渡辺敬夫市長は9日、福島第1原発事故で同市に避難している福島県双葉郡の住民について、「東京電力から賠償金を受け、多くの人が働いていない。パチンコ店も全て満員だ」と述べた。復興協議で市役所を訪れた平野達男復興相との会談後、記者団に語った。
同市には市民から「避難者は仕事もせずにパチンコばかりしている」という声が寄せられているといい、市長が感情的な行き違いなどを憂慮した形だ。
渡辺市長はまた、「避難者は医療費が(窓口負担免除で)無料なので市内の医療機関は大変な患者数だ。1年後にどうなっているか心配だ」と指摘。避難者の流入に伴う診療増で市民の受診機会に支障が出ることに懸念を示した。
いわき市は約2万5000人の避難者を受け入れ、市民との間で摩擦が起きている。双葉郡の自治体が集団移転する「仮の町」の候補地に同市が挙がっていることについて、渡辺市長は文化、歴史的背景から理解を示しながら「市の将来計画や地域コミュニティーに大きな影響がある」と指摘した。
渡辺市長は3日の記者会見で「仮の町について国や県、同郡の自治体から説明がない」と不快感を示していた。
2012年04月10日火曜日
2012年05月 働く(=自立する)意欲が被災した他県よりも低いことが判明
福島の被災者、失業手当終了後も2割求職せず
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東日本大震災で被災した岩手、宮城、福島3県で、特例により延長された失業手当の給付期間が終了した被災者のうち、福島県では2割が就職せず、求職活動も行っていないとみられることが厚生労働省の調査でわかった。
岩手、宮城県ではこの割合は1割未満で、東京電力福島第一原発事故で避難している福島の被災者が、将来の見通しが立たない中で就職をためらう姿が浮き彫りになる。
失業手当の給付期間は、3県の沿岸部や福島第一原発周辺の避難指示区域に限って、最大210日間延長された。厚労省は、震災後失職して失業手当を受給し、延長が認められた被災者のうち、今年4月20日までに受給が終了した9686人を調査した。
福島労働局管内では、「就職した」「求職活動中」「職業訓練を受けている」が計80%。残りの人たちは求職活動をしていないとみられる。これに対し、宮城県は「就職した」などの合計は96%、岩手県も93%と、いずれも福島県を上回った。
(2012年5月11日08時59分 読売新聞)
2014年09月30日 川俣町住民572人「オラたちにも月10万円よこせ」
タイトル拝借元:
【ふくしま】毎月10万円ずつ貰っている地区のお隣地区住民572人がオラたちにもよこせと申し立て
川俣町住民が賠償集団申し立て
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原発事故の避難区域と隣接する福島県川俣町の住民570人あまりが、「避難区域と放射線量に差はないのに、賠償に違いがあるのは被害の実態を無視している」として、国の紛争解決センターに集団で申し立てを行いました。
国の「原子力損害賠償紛争解決センター」に申し立てを行ったのは、原発事故の避難区域と隣接する福島県川俣町小綱木地区の住民の9割以上にあたる572人です。
小綱木地区の住民には大人1人あたり12万円が支払われましたが、隣接する避難区域の住民には、1人あたり毎月10万円の慰謝料が支払われていて、住民たちは「放射線量に大きな差はないうえ事故のあとには家族がばらばらになったり、農業を続けられなくなったりして生活が一変した。
賠償は被害の実態を無視している」などとして、避難区域と同じ慰謝料を求めています。
住民の代表の清野賢一さんは「避難指示が出なかったため住民は被ばくの不安を抱えて生活を続けてきた。精神的な苦痛をよく考えてほしい」と話しています。
避難区域に近い場所に住む住民が賠償を申し立てる動きは最近になって福島県内を中心に相次いでいます。
東京電力は「まだ内容を把握しておらずコメントは差し控えるが、申立については真摯に対応してまいりたい」としています。
09月30日 20時13分
このNHK記事は翌日10月01日には削除されていました。キャッシュは残っていましたが。なんでですかね~?
川俣町の住民グループ、精神的損害賠償を求め集団申し立て(福島14-09-30) - YouTube
コピペ?
福島第1原発3号機は地震が発生したとき、プルトニウムを含むMOX燃料を燃やすプルサーマル運転中でした。
プルトニウムの元素名は、プルートー(地獄の王)に由来しています。
「吸い込むと1gで約50万人を肺ガンにできる」猛毒物質であること、
放射能がウランの20万倍もあり、かつ放射能が半減するまで2万4千年かかるといわれているほど
危険な物質なので環境に放出されないよう厳重に閉じ込めなければならず
「よほど大きな利益がない限り利用すべきではない」が、専門家の一致した見解でした。
福島第一原発3号機でのプルサーマル実施を推進した
福島県議会議員(2007年~2011年)の一覧
青木稔 (あおき みのる、 自民、 いわき市) 阿部廣 (あべ ひろし、 自民、 いわき市)
安瀬全孝 (あんぜ まさたか、 県民連合、田村郡) 石原信市郎 (いしはら しんいちろう、県民連合、福島市)
今井久敏 (いまい ひさとし、 公明、 郡山市) 瓜生信一郎 (うりう しんいちろう、 県民連合、耶麻郡)
遠藤忠一 (えんどう ちゅういち、自民、 喜多方市) 遠藤保二 (えんどう やすじ、 自民、 伊達郡)
太田光秋 (おおた みつあき、 自民、 原町市) 大和田光流 (おおわだ みつる、 自民、 郡山市)
小澤隆 (おざわ たかし、 改進の会、河沼郡) 加藤貞夫 (かとう さだお、 自民、 相馬郡)
亀岡義尚 (かめおか よしひさ、 県民連合、伊達郡) 小桧山善継 (こびやま よしつぐ、 自民、 耶麻郡)
斎藤勝利 (さいとう かつとし、 自民、 相馬市) 齊藤健吉 (さいとう けんきち、 自民、 いわき市)
斎藤健治 (さいとう けんじ、 自民、 岩瀬郡) 坂本栄司 (さかもと えいじ、 県民連合、双葉郡)
桜田葉子 (さくらだ ようこ、 自民、 福島市) 佐藤金正 (さとう かねまさ、 自民、 伊達郡)
佐藤健一 (さとう けんいち、 県民連合、いわき市) 佐藤憲保 (さとう のりやす、 自民、 郡山市) ・・・
http://nonukesfuk.exblog.jp/14692885/