悪いのは東電だ、相手を間違えてはいけない。
【韓国の新聞】2011年03月29日 中央日報(笑)、ソースは2ちゃんねる(笑)
読むまでもなくデマです。本当にあr(ry
福島もう一つの挫折…「婚約解消」にタクシーも「乗車拒否」
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2011年03月29日12時00分
[中央日報/中央日報日本語版]
極限状況ではやむを得ないようだ。福島原発周辺の住民が日本で疎外され始めた。私たちが知る日本とは少し違う。しかし現実だ。タクシーにも乗せてくれないという。福島県に住むある女性は23日、「婚約者が被曝の影響を心配して婚約を解消しようとしているようだ」というコメントを載せた。
内容はこうだった。「福島県民です。関西の彼に婚約解消を申し込まれました。もうどうしたらよいのか」。地震が発生した時はお互い励まし合い、今年中に結婚することを約束した関係だった。ところが原発事故が発生した後、まもなく婚約解消を申し込まれたという。彼女は「一生福島県の女だから結婚や恋愛はダメと思われそうで怖い。もうどうしていいか分からない。両親にも婚約がなくなったと言えない」と伝えた。
インターネット掲示板「2ちゃんねる」には、「原発事故が理由なら、そんなことで婚約者を捨てるような男は結婚しなくて正解」「関西に来いと一言も言わない男なら、今後もあなたを守ってくれないだろう」「あなたを本当に愛していたのではないから、今の状況をそのまま親に伝えて早く忘れるべき」「結婚する前にその男の本性が分かったので、むしろ幸いだと考えてほしい」などの意見が書き込まれている。
差別はこれだけではない。大衆交通さえも福島行きを拒否している。事情があって福島に行こうとする客の乗車を拒否するタクシーを政府が取り締まり始めた。読売新聞によると、国土交通省は24日、栃木・茨城・千葉県の3県の各タクシー協会に福島第1原発から30キロ圏外の地域については正当な理由なく乗車を拒否しないよう警告した。栃木県那須塩原市のある地下鉄駅で19日、福島県郡山市に行こうとする客が「放射能の危険がある」という理由でタクシー運転手に乗車拒否されたのだ。国土交通省は「道路運送法違反容疑でタクシー運転手を調べている」と公開しながら警告した。
【福島市】【岡山】2011年04月07日
福島市 スクリーニング済証明書を持たない女子児童が病院から診察拒否された
岡山県 福島から来た入居希望者を「罹災証明書を持っていない」という理由で門前払い
南相馬の女子児童 スクリーニングしてないと治療拒否される
2011.04.07 16:00
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原発事故による放射能漏れの陰でさまざまな差別問題が起きている。
福島県では、県民の差別を防ぐため、スクリーニングを受けた者に「スクリーニング済証」を発行する措置を取った。ところが、今度は証明書を持たない住民への差別が助長されるという問題を誘発している。
福島市では、南相馬市から避難していた女子児童が皮膚炎の治療を受けようとして病院から拒否されたと報じられた。理由は「スクリーニングを受けた証明書がない」ということだったというが、これが医療に携わる者の仕打ちかと思うと悲しくなる。
仮に、その女子児童に懸念すべき放射能汚染の疑いがあるというなら、診療拒否どころか、すぐにでも必要な治療や除染を施すべきだし、それほどの危険があると思わないならば、求められた診療をすればよいはずだ。
公営住宅への被災者受け入れを表明している岡山県では、福島から来た入居希望者を「罹災証明書を持っていない」という理由で門前払いする由々しき事態も起きた。
被災者同士でも、差別が広がりつつある。
「福島からの避難者を“避難所が一杯だから”と門前払いしている。リーダー格の人が、“あの人たちはダメだ”と拒否しているからだ。どこの避難所もそんな感じで、福島の人たちは残ったお金で飛行機に乗り、遠方に逃げているようだ」(近県の避難所関係者)
地震に襲われ、津波から逃れ、さらに原発事故で放射能汚染の危機にさらされた被災者に対し、科学的根拠のない偏見によってこのような態度で臨む人たちが全国にいるというのは、放置できない問題だ。
こうした実態を見てなお、「原発地域の人は奇形児と白血病が多く、みんながんで死ぬ」などとデマを振り撒く者たちが、「人権活動家」のような顔をすることは許せない。いたずらに「放射能だ、放射能だ」と煽るマスコミや、これを政治運動に結び付けようとする左傾学者も同罪だろう。
※週刊ポスト2011年4月15日号
【千葉】2011年04月13日 公園で遊んでいると地元の子供から露骨に避けられる
このニュースは船橋市議(名前くらい公表してほしいよね)のところへ「こんなことがありました」って匿名電話があったってだけで真偽のほどは定かではない。
「福島擁護のための事件を捏造しろ」って東電(or福島の原発利権ズブズブのお偉いさん)から要請があった、とゲスパー。
- 船橋市議の名前が公表されていない&匿名電話。ガセだとばれた時の責任の所在をうやむやにするつもりですね、わかります。
- 苛めの被害者の情報が子細に書かれていることから匿名電話の主(の設定)は避難民の家族と推測される。
- 船橋市の特定の市議と強い関係があるとは思えない避難民がなぜ、教育委員会をすっとばして市議に電話したの?
…詰めが甘い。
東日本大震災:「放射能怖い」福島からの避難児童に偏見
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原発事故で被ばくを恐れ福島県から避難してきた子供が「放射能怖い」と偏見を持たれるケースがあるとして、千葉県船橋市教委が全市立小中学校長らに配慮するよう異例の指導を行っていたことが分かった。福島県南相馬市から船橋市へ避難した小学生の兄弟の事例では、公園で遊んでいると地元の子供から露骨に避けられたという。兄弟は深く傷つき、両親らは別の場所へ再び避難した。大震災から1カ月たつが、福島第1原発の深刻な事態が収まる見通しは立っていない。知識の欠如に基づく差別や偏見が広がることを専門家は懸念している。【味澤由妃】
南相馬市の小学生の兄弟のケースは、避難者の受け入れ活動に熱心な船橋市議の一人が把握し、市教委に指摘した。市議によると兄弟は小5と小1で、両親と祖父母の6人で震災直後船橋市内の親類宅に身を寄せ、4月に市内の小学校に転校、入学する予定だった。
兄弟は3月中旬、市内の公園で遊んでいると、方言を耳にした地元の子供たちから「どこから来たの?」と聞かれた。兄弟が「福島から」と答えると、みな「放射線がうつる」「わー」と叫び、逃げていった。兄弟は泣きながら親類宅に戻り、両親らは相談。「嫌がる子供を我慢させてまで千葉にいる必要はない」と考え、福島市へ再び避難した。
福島県から県内に避難し、この家族をよく知る男性は「タクシーの乗車や病院での診察を拒否された知人もいるようだ。大人たちでもこうなのだから、子供たちの反応も仕方がない。でも、当事者の子供はつらいだろう」と話す。
市議の指摘を受け、船橋市教委は3月28日「(放射能への)大人の不安が子どもたちにも影響を与え、冷静な対応がとれなくなることが危惧される」として、避難児童に「思いやりをもって接し、温かく迎える」「避難者の不安な気持ちを考え言動に注意する」よう市立小中学校長らに通知した。
市教委によると今月から市内の学校へ通う被災者・避難者の子供は43人で、うち38人は福島県出身という。
避難児童を多数受け入れる市立行田西小学校の中村俊一校長は、「温かく迎えるのは言われなくても当たり前のこと」と強調。「放射能を巡る偏見や方言で児童を傷つけることがないよう注意深く見守ろうと、教職員に何度も話している。始業式や入学式で『いつか古里に帰れる日が来るでしょう。その時に船橋に来て良かった、友達ができて良かったと思ってもらえるよう仲良くしてください』と呼びかけた」と話す。
市教委に指摘した市議は「話を聞き、心がさみしくなった。船橋の子供たちにはいつも『思いやりのある人になってほしい』と言っている」と話す。
◇ ◇
千葉市稲毛区の放射線医学総合研究所(放医研)は福島第1原発事故直後の3月14日、放射線や被ばくを巡る電話相談窓口を開設。研究員や退職者6人が朝から深夜まで応対している。相談は主に首都圏から寄せられ、すでに6000件を超えている。
震災直後は「原発近くに住む親類を家で受け入れたいが、自分の子に影響はないか」という内容が多かった。その後、避難者の数が増えると「アパートの入居で難色を示された」「福祉施設や病院で被ばく線量を調べるスクリーニング検査の証明書の提出を求められた」などの相談が急増した。
今回の船橋のケースも踏まえ、放医研の柿沼志津子博士は「大人をまず教育したい。受け入れる側が心配すべきことは何もありません。むしろ心配しすぎる方が体に悪い」と指摘。「放射線について正確な知識に基づき、『正しく怖がる』ことが大切です。もっと勉強してほしいし、私たちも理解を深めてもらえるよう努力しなければならない」と話す。放医研は相談窓口(電話043・290・4003)を当面続けるという。
【図説集から】被ばく量と健康への影響の目安
毎日新聞 2011年4月13日 22時17分(最終更新 4月14日 0時35分)
福島から避難の子供「放射線うつる」といじめか 船橋市教委が指導
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2011.4.14 13:25 [いじめ問題]
福島県から千葉県船橋市に避難した子どもが「放射線がうつる」などと言われ、いじめられたとする匿名の電話が3月、同市教育委員会にあったことが14日、市教委への取材で分かった。
市教委は、避難者の気持ちを考えて言動に注意するよう児童、生徒への適切な指導を求める通達を、市内の小中学校計83校に出した。市教委によると、匿名の電話は、福島第1原発事故のあった福島県から避難し船橋市内の公園で遊んでいた小学生のきょうだいが3月中旬、別の子どもたちにいじめられたとの内容だった。
通達は、指導に当たっては「思いやりを持って接し、温かく迎える」「避難している人の気持ちを考えて言動に注意する」など避難している子どもたちへの配慮を要請。「(放射線に対する)大人の不安が子どもたちに影響を与え、冷静な対応が取れなくなる恐れがある」と保護者と連携した対応の重要性も指摘した。
「放射線うつる」といじめ 船橋市に避難した子ども
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福島県から千葉県船橋市に避難した子どもが「放射線がうつる」などと言われ、いじめられたとする匿名の電話が3月、同市教育委員会にあったことが14日、市教委への取材で分かった。
市教委は、避難者の気持ちを考えて言動に注意するよう児童、生徒への適切な指導を求める通達を、市内の小中学校など計83校に出した。
市教委によると、匿名の電話は、福島第1原発事故のあった福島県から避難し船橋市内の公園で遊んでいた小学生のきょうだいが3月中旬、別の子どもたちにいじめられたとの内容だった。
通達は、指導に当たっては「思いやりを持って接し、温かく迎える」「避難している人の気持ちを考えて言動に注意する」など避難している子どもたちへの配慮を要請。「(放射線に対する)大人の不安が子どもたちに影響を与え、冷静な対応が取れなくなる恐れがある」と保護者と連携した対応の重要性も指摘した。
2011/04/14 22:19 【共同通信】
2011年04月22日
「同じ風呂はいるのイヤ」と避難者受け入れ旅館でキャンセルも
2011.04.22 07:00
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福島県によると、県の災害対策本部の『放射線に関する相談窓口』に寄せられた相談件数は、4月18日朝までに9195件。うち、“放射能差別”というような風評被害に関する相談は225件にのぼる。
「福島県民であることを理由に“レストランで入店を断られた”“ホテルで宿泊を拒否された”“車に落書きされた”などの相談が寄せられています。他県のガソリンスタンドに『福島県民お断り』の貼り紙があったとの相談もありました。
また、40代女性から、福島ナンバーの車に乗って、他県内のパーキングエリアに止まっていた際、“福島県民は来るな”といわれたとの苦情もありました。いずれも事実関係を確認中です」(福島県災害対策本部)
避難者を受け入れている福島県内の旅館では、「避難者と同じ風呂にはいりたくない」という理由で、宿泊をキャンセルする一般客がいたという。
さらに文部科学省には、福島からの避難者が他県の病院で診察を受けようとしたところ、医師に「福島の人はだめ」といわれたケースも複数報告されている。福島県からの避難者というだけで、命を救ってくれるはずの医療機関からも見放されてしまうとしたら、あまりにもひどい「差別」というほかない。
※女性セブン2011年5月5日号
福島県民同士でも放射能差別 友達になろうとしても逃げられる
2011.04.23 16:00
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福島第一原発事故のため、福島県から他県へと避難した人々が、「放射能がうつる!」など風評被害を受けるケースが報告されているが、こうした“放射能差別”は福島県民同士でも起きている。自民党県第一選挙区支部長で前・衆議院議員の亀岡偉民氏の話。
「原発事故のために避難所生活をしている親御さんから、“うちの子はいじめに遭わないかしら?”という相談をよく受けます。避難してきた子供たちが、地元のクラスの子と友達になろうと思っても、近寄ってきてくれない。こちらから近づくと逃げていってしまう。結果的に仲間外れになってしまうという現象が、福島県内でも起きているんです」
地元の子供たちに“差別している”という意識はなくても、結果的に悲しい思いをしている子供たちを生んでしまう。その原因のひとつは親にあると亀岡さんはいう。
「先生がたには“放射能がうつることはない”ときちんと教えるようにお願いしています。でも、子供は家庭で両親が過剰に放射能の怖さや誤った内容を話しているのを聞いているのです」
大人の「放射能無知」が子供たちにも伝わってしまう。このようなあ然とする差別をなくすためには、「大人が正しい知識を学ぶことが大切」というのは、独立行政法人放射線医学総合研究所(放医研)博士の柿沼志津子氏だ。
「福島県のかたたちが、周囲に放射線の影響を与えることはありません。万が一、放射性物質を除去する“除染”が必要な基準値(10万cpm=400ベクレル/平方センチメートル)に達した人と接したとしても、健康被害を起こすなどの影響はありません。現段階では除染が必要なかたはいらっしゃいませんので、心配はありません。放射線を浴びる危険性がもっとも高いのは原発の作業員といえますが、防護服にマスクで防護していることもあり、放医研が行っている汚染検査でも除染の必要な作業員は見つかっていません(3月24日にタービン建屋の水に浸かって局所被ばくした2人の作業員を除く)」
※女性セブン2011年5月5日号
【新潟】2011年04月23日 小学6年の男子児童が転入先の小学校で同級生に蹴られ、入院
福島県への差別的な発言はなかったらしい…
福島の避難児童にいじめ 新潟の小学校 蹴られ入院
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110423/dst11042311230016-n1.htm (リンク切れ)
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2011.4.23 11:22
東日本大震災で、福島県から新潟県長岡市に避難している小学6年の男子児童(11)が転入先の小学校で同級生に蹴られ、入院していることが23日、同市教育委員会への取材で分かった。学校側はいじめがあったことを認め、保護者に謝罪した。
市教委によると、男子児童は父親の実家がある長岡市に避難し、今月7日の始業式から新しい学校に通学。19日午前の休み時間、同級生の女子児童に腹を蹴られた。20日に腹部打撲と診断され、様子を見るために入院しているという。
男子児童は15日にも「女子から悪口を言われている」と担任教諭に相談。学校側は21日、PTA総会で事実関係を説明し、同級生の児童からも話を聞いている。市教委の山田修管理指導主事は「福島県への差別的な発言はなかった。つらい思いをさせて申し訳ない」と話している。
【北海道】2011年07月14日 住宅に汚物か泥のようなものがまかれる
札幌の被災者住宅に汚物まかれる 鍵穴もいたずら(07/14 16:30)
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/donai/305518.html
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東日本大震災で福島県などから避難してきた被災者が住む札幌市厚別区の雇用促進住宅で、汚物か泥のようなものが通路にまかれ、各世帯の鍵穴にも詰められるなどの被害があったことが14日、分かった。通報を受けた札幌厚別署は、悪質ないやがらせの可能性があるとみて、パトロールを強化している。<北海道新聞7月14日夕刊掲載>
【東京】2011年08月02日 「このパンは福島の人が作ったの? 怖いからまたにしとくわ」
東京避難中の福島のパン職人「福島の人作ったパン怖い」に涙
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2011.08.02 07:00
東京・西荻窪にある人気パン店「リスドォル・ミツ」では、4月18日以来、福島県出身のパン職人が働いている。福島第一原発から16kmの地点にある、福島・楢葉町でパン店「アルジャーノン」を営んでいた八橋真樹さん(39)だ。
八橋さんは、原発事故のため3月12日に緊急避難を余儀なくされた。当初は「すぐに戻れる」と思っていたが、結局、一度も戻ることができないまま避難所や親戚宅などを転々としていた。
4月初旬、そんな八橋さんの元に1本の電話がかかった。「うちで働いてみないか」。
その電話の主が、「リスドォル・ミツ」のオーナー・廣瀬満雄さん(60)だった。八橋さんは8年ほど前、廣瀬せんが講師を務めたパン作りの講習会に参加したことがあり、廣瀬さんも八橋さんのことが気がかりだったという。
こうして「リスドォル・ミツ」では、八橋さんを含めてふたりの被災者が働くようになった。八橋さんは当時の心境をこう振り返る
「1か月ぶりにパンの生地に触れたときは本当に嬉しかったです。福島に戻りたい気持ちは強いけど、現実と思いはつながりません。いまは、働けることに喜びを感じています」
しかし、多くのお客さんが励ましてくれる一方で、心ない言葉をぶつけられることもあった。たまたま来店したある客が八橋さんのことを知り、
「このパンは福島の人が作ったの? 怖いからまたにしとくわ」
といって何も買わずに帰ってしまったのだ。八橋さんはこの話を聞いたとき、目に涙をため声を詰まらせた。
「悔しいです。ただそれだけでした。ぼくたちは本当に普通に、普通に生活していただけなんです。それなのに…」
廣瀬さんがいう。
「1000人にひとり、1万人にひとりかもしれませんが、こういった人がいることに大きな憤りを感じます。私は後から報告を受けたんですが、もしその場にいたら蹴飛ばしてましたよ」
もちろん、被災者の人が被曝していたとしても、それがパンに移ることなどありえないことだ。廣瀬さんはこの一件をあえてフェイスブックに書き込んだ。そして、その反応を八橋さんに見せた。
「“頑張れって応援してくれている人も数多くいるんだ。だから放射能なんかに負けるんじゃない。風評被害や差別に負けるということ自体が、もう放射能に負けていることになるんだ”そういって彼を励ましました。彼は号泣していました」(廣瀬さん)
※女性セブン2011年8月11日号
【山梨】2012年03月02日 保育園入園拒否
福島から避難の子ども、入園断られる 山梨の保育園
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2012年3月2日23時30分
東京電力福島第一原発の影響で昨年、福島県から山梨県内に避難してきた子どもの保育園入園が「原発に対する不安が他の保護者から出た場合、対応できない」という理由で断られていたケースがあったと、甲府地方法務局が2日発表した。
法務局によると、自宅近くの公園で子どもを遊ばせようとした際、近くの住民から避難者であることを理由に「遊ばせるのを自粛してほしい」と言われたこともあったという。
法務局は風評による偏見・差別をしないよう、ポスターを掲示し、自治体広報紙に広告を掲載するなどの救済措置をとった。
2012年03月29日
福島県産品キャンペーンに「ここで売るな」とクレームもある
2012.03.29 07:00
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スーパーの棚に、福島県産と他県産の野菜が並んでいます。さて、あなたはどちらを選びますか?
福島第一原発事故から1年あまり。放射能汚染という“見えない”恐怖はいまもなお、人々を脅かしている。
女性セブンが東日本在住の20才以上の既婚女性100人に実施したアンケートによると、「東北や関東の食材を避けている」人は震災直後に47%。そして、現在も45%が被災地の食材を避けており、その数字はほとんど変わっていない。
被曝を避けようという生活習慣が定着化し、一人一人の行動が積み重なった結果、被災地はどうなっているのか。福島県商工労働部観光交流課の担当者がいう。
「県内9か所の観光地では、前年と比べ観光客が半減しています」
農産物への影響も大きい。
「福島県の特産品である桃はまったく売れず、例年の半値でした。安全基準をクリアしている農産品を販売しても消費者の不信感は根強く、応援キャンペーン中にわざわざ出店ブースまで来て、『ここで福島県産を売るな』とクレームをつけるかたもいます」(JA全農福島総務人事課)
3月初旬には、山梨県で福島県から避難してきた母子への人権侵害が発覚している。この母子が公園で遊んでいると、近隣住民から「放射能がうつるからここで遊ぶな」といわれたうえ、保育園には入園を拒否されたという。
風評と呼ぶにはあまりに哀しい現実がまだあるのだ。
※女性セブン2012年4月12日号
2012年07月29日 結婚相談所で見合いを断られる
…「ふぐすま県民だから」ってのは建前で本人に問題があるのではないか、とゲスパー。
福島の男性 厳しい婚活 県外お見合い ほぼ門前払い
2012年7月29日 朝刊
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東京電力福島第一原発の事故以降、福島県内の男性が結婚相談所を通じて県外の女性に見合いを申し込んでも断られるケースが大幅に増えている。「住所を理由に、門前払いに近い状況」といい、原発事故の影響が「婚活」にまで影を落としている。 (坪井千隼)
福島市内で結婚相談所「スプリング」を経営している丹治逸雄さん(68)は「他県の女性が福島県に嫁ぐのに、放射能のことを考え、不安を感じているのだろう。でも、会ってさえもらえないとは」と嘆く。
相談所では毎月五十件前後、県内の男性会員から県外女性にお見合いを申し込んでいる。会員用ホームページで住所や職業、年収、本人の写真などの条件が合えば、対面する流れだ。原発事故の前は三件に一件ほどは女性の了承を得ていたが、「今は十回に一回OKなら、いい方だ」。
県内の女性会員に関しては、男性会員に比べて少ないこともあり、県外からの見合い申し込みはそれほど減っていないという。
丹治さんは月一回、東北各地の相談所経営者が集まる仙台市の会合に参加していた。会員用のホームページと並行しながら情報を交換し条件が合う男女を探してきたが、福島県内の男性と見合いをする女性がほとんどいないため、参加をやめた。今年一月には「風評被害で相談所の売り上げが減った」として、東京電力に補償を申請し損失の七割ほどが認められた。
福島県内では他の地域でも同じ状況。会津若松市の結婚相談所の男性経営者(44)は「とにかくすべて断られる。こんなにひどいとは」と憤る。相談所は昨年十月にオープン。男性会員が県内女性に申し込んだケースでは一~二割はOKだったが、県外女性とは一度も成立していない。
相談所では「会津地方の放射線量は関東と変わらないレベル」と積極的に説明しているものの、効果はなく断られ続けている。
四十代の自営業の男性は、県外女性に百回以上申し込み、すべて断られた。一時期はショックで落ち込んでいたが、六月に福島市であったお見合いパーティーで同じ福島県内の女性と知り合い、交際を始めている。
独身で福島市内で保育園を経営する長沢明雄さん(30)は「将来の結婚や恋愛でさえも不利になるのでしょうか。福島の人間だからといって差別されるのはたまらない。他県の人はいたずらに不安がらず、冷静に考えてほしい」と語った。
【関連】これはしょうがないよ…
避難区域から引っ越せない…業者の拒否相次ぐ
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東京電力福島第一原子力発電所の事故を受け、1か月後までをめどに避難を求められている福島県の計画的避難区域で、住民が引っ越しの依頼を業者に断られるケースが相次いでいる。
引っ越し業者側は「社員の安全を考えると作業させられない」などとしており、現在、6000人以上とされる5市町村の計画的避難区域にいる住民の移動に支障が出る恐れもある。
「『避難しろ』と言われて避難できないなんて。見殺しにするんでしょうか」
村全域が計画的避難区域となった飯舘村の女性(50)が23日、大手業者の電話受付で住所を告げると、担当者に「現在、作業不可地域とされております」と言われた。食い下がっても、「やはり原発等の影響があるかと思われます」「社内的に決まっていますので」と断られた。別の大手業者にも同様に拒まれた。
(2011年4月24日03時01分 読売新聞)