2011年04月23日~放送 被災者のためと謳ってイタリアでたかり
めざましどようびのコーナー「おタメしトラベラー ぐるるんアース」
2011年04月23日、2011年04月30日、2011年05月07日に放送
クリップ1つから物々交換していき、大きなものに変え、被災地にどれだけの支援ができるのか?
最初はクリップ→ブレスレット→ボールペン→お菓子→…
と細々やっていくが、
しかし多少値段も下がってしまったのでここでまたまた作戦変更!
一気に金額アップのために、王室御用達の高級チョコレート専門店に直接交渉。
と、著名人や高級店への集り(たかり)に路線変更。
最初の方に交換に応じてくれたイタリア人の善意を踏みにじる。
何より値段云々で視聴者の興味を引こうというのがいかにも「蛆テレビ」らしい。
最終的に65万円相当のネックレスを手にし日本で文房具と交換、被災地の学校へ配布された。
こんな手段で手に入れた文房具だと知った子供たちはどう思うだろうか?
番組サイトからコピー
2011.4/23
物々交換の旅~イタリア編1~
...
舞台は東日本大震災で被災した宮城県と3つの姉妹都市があるイタリア!
クリップ1つから物々交換していき、大きなものに変え、被災地にどれだけの支援ができるのか?
番組AD岩田さんのおタメし旅。
1日目。
まず、最初に向かったのは宮城県と姉妹県のローマ。
ローマの中でも有名な古代遺跡の一つ、パンテオンの前から物々交換スタート!
さっそく、広場にいた女の子たちに物々交換の説明。
ボーイフレンドにもらったブレスレットと交換してもらいました。
その後、ブレスレットを持って・・・2年前にアブルッツォ州で被災した中学生に出会いボールペンと交換。
さらに、遠足中の生徒にお菓子と交換してもらいました。
出だし順調の物々交換の旅。
多くの人が集まるナヴォーナ広場へ移動。広場ではたくさんの画家が露店を出しています。
画家のおじさんに物々交換のお願いをしてみると、ローマの景色が描かれた絵画と交換してくれました。
絵画を持って花広場と名付けられているカンポ・デ・フィオーリへ。
ここからは、作戦変更!
プラカードを掲げて、物々交換を呼びかけます。
最初に声をかけてくれた夫婦と次の日会う約束をして、さらに呼びかけを続けていると・・・一人の男性が声をかけてきました。
協力をしたいようですが、急な話でなかなか交換できるものがないようで・・・
物々交換をあきらめかけていた時、声をかけてくれた男性が自分の着ていた高級ブランド「ゼニア」のジャケットを脱いで、交換してくれました!
イタリアの優しさに心まで温まりながら夜10時まで呼びかけを続けました。
2日目。
朝から、前日と同じ花広場からスタート。
朝市も開かれ、にぎわっています。
そこで、朝市に出していたイチゴとジャケットを交換。
しばらくすると、前日に約束をした奥さまが一輪ざしの花瓶とキーホルダー5個を持って現れ、イチゴと交換。さらに、そこで新品のネックレスと写真立てにも交換出来ました。
しかし多少値段も下がってしまったのでここでまたまた作戦変更!
一気に金額アップのために、王室御用達の高級チョコレート専門店に直接交渉。
チョコレートの詰め合わせに交換してもらいました。
次もお店に突入作戦で、スペイン広場近くにある、多くのセレブたちが愛用する手袋専門店で交渉。そこではチョコレートと皮の手袋5枚と交換出来ました。
と、順調に交換を進め、ぐるる~んと交換するため歩いていると、イタリアのテレビ局から取材を受けることに!
取材をさせてもらったお礼に親日家でもある俳優、ジュリアーノ・ジェンマさんを紹介してもらいました。
ジェンマさんにも無事会うことが出来、物々交換の旅を説明し、皮手袋5枚と何か交換してもらえないかとお願いすると・・・自分で作ったバッファローの像を持ってきてくれて、そこで皮手袋とバッファローの像と交換してくれました!
ここで今週の物々交換の旅は終了。
次回はイタリアサッカー界のスター、トッティが参加!
さらに物々交換の旅がイタリアのニュース番組に!
フィレンツェではフェラガモ本店で交渉!
2011.4/30
物々交換の旅~イタリア編2~
...
イタリアでクリップ1つから物々交換をして、被災地にどれだけの支援ができるのか?
番組AD岩田さんのおタメし旅。
物々交換の旅3日目。
ある、約束をとりつけたAD岩田はローマの中心から車で1時間ほどの郊外へ・・・
やってきたのはイタリアのプロサッカーリーグ、セリエAに在籍するASローマの練習場。
そこに現れたのはASローマのキャプテン、フランテェスコ・トッティ!
実は2002年の日韓ワールドカップの時、宮城・仙台市で合宿をしていたこともあり日本の震災を他人事ではないと、子供たちへのプレゼントを用意してくれていたのです。
物々交換はせずに、サイン入りユニフォームを日本の子供たちのために託してくれました。
そして、次の目的地であるチヴィタベッキアという石巻市と姉妹都市である、地中海に面した港町を訪れました。
なぜ、チヴィタベッキアが石巻市と姉妹都市なのか?答えは街の教会にありました。
日本殉教者教会という日本の殉教者を祀ったヨーロッパで唯一の教会で、伊達正宗の家臣、支倉常長が江戸初期に石巻から「使節団」を率い、チヴィタベッキアへ最初に訪れたことがきっかけとなり、1971年に姉妹都市になりました。
そして、チヴィタベッキア市役所で、物々交換の交渉。
ジュリアーノ・ジェンマさんのバッファロー像を伝統的なライオンの像と記念のメダル、街の象徴をはめこんだ盾に交換してもらいました!
次に!自分自身で少しでも何か返せないかとやってきたのはチヴィタベッキアの中学校。
そこで、被災地の深刻な状況をイタリアの生徒たちに伝えました。
さらに、生徒たちに折り鶴の折り方を教え、これを見て日本のことを思い出してほしいと願いを伝えました。
さらに、市の職員に案内されて、ある会議室へ入ると中には、大勢の人が集まっていました。
よくよく聞いてみると校長先生たちによる日本支援のための会議で偶然行われていた石巻の支援プロジェクトの集まりなのでした。
ここでAD岩田は日本語をレクチャー!
すると何やらカメラがたくさん集まってきました。
この事がこの日、チビタベッキアの町中に伝わることになるのです。なんとおタメしトラベラーの活動が、地元テレビ局の夜のニュースで取り上げられたのです!
これでますますAD岩田の想いは伝わったのではないでしょうか。
物々交換の旅も3日目で6万円相当のモノに換わり、歴史あるフィレンツェに移動。
フェイレンツェには高級ブランドショップが軒並み並ぶ"ブランド街"もあるんです!
そこで物々交換をお願いするお店を絞り込むために、iPadで検索するとフェラガモの本店があることが発覚!
早速気軽に向かったものの、フェラガモ本店のスケール感は、とんでもなくスゴく期待も膨らみます!
突然の物々交換のお願いをして待つこと1時間。
社長フェルッチョフェラガモ自ら物々交換のために靴とスカーフを選んでくれたのです!
現地価格で7万8千円相当の品に交換していただけました。
ココまで高価なモノになると物々交換してくれる相手は簡単には見つからないので、さらに伝統あるお店を探すため街で聞き込みをしてみることに。
すると…。
創業から800年も営業している世界最古の薬局を発見。
初めは薬を販売するだけでしたが、今では天然素材の香水などコスメ全体を扱うようになり、世界中に輸出するまでに成長した薬局です。
日本でも愛用者は多く、かつてはあのナポレンも愛した逸品だと云われています。
そこで交換してくれたのが「サンタ・マリア・ノヴェッラ」製品の詰め合わせ。最高級のコスメが、ぎっしり入っていました。
日本円にして10万円相当!
すごいモノに換えていただきました
クリップから始まった物々交換も4日目で10万円の大台にここで今週の物々交換の旅は終了。
次回は最終章!デルピエロも参加!イタリア物々交換の旅。
最終の地はセレブの街ミラノ。クリップひとつからはじまった旅。どこまで換わるのか。
そしてイタリアから想いをのせて被災地へ・・・
2011.5/7
物々交換の旅~イタリア編3~
...
イタリアでクリップ1つから物々交換をして、被災地にどれだけの支援ができるのか?
番組AD岩田さんのおタメし旅。
物々交換の旅5日目。
フィレンツェで10万円のコスメにまで交換してもらったAD岩田。
フィレンツェのあるトスカーナ州はイタリアワインの名産地ということで、もしかしたら、高級ワインと交換できるかもしれない!
そう思ったAD岩田はバールと呼ばれるワインバーなどで聞き込みをしていると、高級ワインを多数所有しているというレストランを教えてもらいました。
さっそくそのレストラン、"エノテカ・ピンキオーリ"を訪ねます。
このエノテカ・ピンキオーリはミシュラン三ツ星を獲得していて、美食家や有名人たちを唸らせるフィレンツェ一の高級レストランなのです。
ピンキオーリ社長が登場、旅の趣旨を説明します。
実はこのレストランは名古屋にも支店があり、震災の支援に対して前向きに考えてくれていました。これまで交換していただいたものを見てもらうと・・・
地下のワインセラーで貯蔵してある15万本の中から1本ワインを持ってきてくれました。
ここにないワインは飲むに値しないと評されるほどの逸品揃い。
ディモンラルチーノという赤ワイン。日本円でおよそ52万円!
高級コスメセットと52万円するワインを交換していただきました
6日目。
次に向かったのはイタリア北西の街・トリノ。
このトリノでトッティ選手に続きある有名サッカー選手がこの旅に賛同してくれるというので、事務所で待っていると・・・
現れたのは、セリエA・ユベントスのキャプテン、アレッサンドロ・デルピエロ!
デルピエロ選手が発起人となり、胸に「友」と書かれたTシャツを販売し、その売り上げを復興のために募金すると発案したのでした。
今回は、特別に一度しか着ていない限定のサイン入りユニフォームを被災地の子供たちへと進展してくれました。
お互いに日本のために頑張ろうと誓い合い、次に向かったのは・・・
宮城県南三陸町と姉妹都市でもある、ベザーノ。
スイスの国境際にある人口2500人ほどの小さな町です。
町役場の入口には『日本を一緒に助けましょう』と書かれたポスターも張られていました。メルリーノ町長にお話しを伺うと、ベザーノでは今回の震災を受けて、周りの市町村も協力して南三陸に幼稚園を作るための資金を集めるプロジェクトを立ち上げました。
さらに町長にベザーノ公立学校を案内してもらうと、幼稚園から中学校までおよそ200人の生徒たちが集まっていました。
AD岩田は日本の現状を話すことに・・・生徒たちは真剣に耳を傾けてくれました。
物々交換の旅はいよいよ期限の7日目。
最終の地は、世界中から多くの観光客やセレブたちが集まる、ファッショの街・ミラノ。
助っ人として通訳さんのお友達・マリアさんの知り合いで宝石を加工・販売している「VOGA」というお店を案内してもらいました。
ダヴィデさんに被災地の子供たちのために物々交換をしていると旅の趣旨を説明。
そして、持ってきてくれたのはチョウチョをモチーフとしたネックレス。
ピンクゴールドとホワイトゴールドの上に天然ダイヤがちりばめられていて、日本円で65万円相当の逸品。
春のシンボル、チョウチョのように羽ばたき、被災地の子供たちが新たなスタートが切れるようにという思いを込めて交換していただきました。
クリップ一つから始まったイタリアの旅。およそ1円のクリップが7日間で65万円のネックレスへ換わりました。
さらに、文房具に交換するため日本へ帰国。
刻一刻と変わる支援物資の受け入れ状況。被災地の子供たちに必要とされている文房具を現地に問い合わせた上で、サクラクレパスを訪問。
最後の物々交換で文房具に換えいただけるよう、取締役に趣旨を説明。
子どもたちのために文房具と交換していただけることになりました。
なんと、マーカーや色鉛筆、ノートなど用意していただいた文房具は80万円相当!
クリップ一つからつないだ支援の輪は1500点以上の文房具へと姿を換えました。
すべての子どもたちへ行き渡るには数が足りないため、イタリアの都市と姉妹提携をしている宮城県石巻市と南三陸町の新一年生に文房具を届けます。
南三陸町へは不足しているという絵の具などを渡してもらえるよう、支援物資の搬入先となる施設をたずねました。
出迎えてくれた佐藤町長と地元の小学生たちに絵の具を中心に鉛筆、ノートなどを支援物資として受け取っていただきました。
そして姉妹都市ベザーノの子どもたちから預かっていた応援メッセージも届けました。
次に訪れたのは、チヴィタベッキアと姉妹都市の石巻市。
亀山市長が直接受け取っていただけるということで、市役所へ。
旅の経緯を説明し、不足しているというマーカーをはじめ、筆入れや写真用のペンなどを受け取っていただきました。
そして、色鉛筆が不足している市内にある住吉小学校に直接届けさせてもらえることになり、6年生が代表して受け取ってくれました。
色鉛筆を新1年生に渡してもらえるようにお願いしました。
80万円相当の文房具を被災地の子どもたちに届けることができました。
そして、イタリアから、子どもたちの未来のためにひとりひとりの思いが一つになり国境を越えて支援の輪がつながりました!
参考
ν即のまとめ 【震災バラエティ】 フジテレビが被災者の為と称してイタリアで物々交換に挑戦 最初はクリップから
2011年07月23日 ボランティア詐欺
被災地ボランティアのつもりが 「27時間テレビ」設営作業の怪
(週刊朝日 2011年08月19日号配信掲載) 2011年8月11日(木)配信
...
東海テレビは、岩手県産米のプレゼント当選者として「怪しいお米セシウムさん」などのテロップを流す大失態を犯したが、実は系列キー局のフジテレビも、看板特番をめぐって被災地で大ブーイングを受けている。
問題の番組は7月23、24両日に放送された「27時間テレビ」で、明石家さんまや今田耕司ら多くの芸能人が宮城県南三陸町を訪れ、歌やコントの「復興スマイルライブ」を生中継した。ところが、この特設会場に多くの一般ボランティアが動員されていたのだ。
7月23日午前7時、ある旅行会社が参加費3500円で募った個人ボランティアを乗せたバスがJR仙台駅を出発した。42人の定員いっぱいで、地元ボランティアセンターからの指示を受けて南三陸町の志津川中学校へ直行。そこで待ち受けていた「ボランティア作業」が、27時間テレビの会場設営だった。
42人の男女に配られたのは、首から下げる「スタッフ」パス。番組スタッフらしき女性に指示されながら、男性はテントや土嚢の設営を、女性は飲み物の仕分け作業などを手伝わされた。
この日帰りツアーには、関西や九州から駆けつけた人もいた。作業に取り組む間、何度か声が上がった。
「遠くから時間をかけて来たのに、なんでテレビ局の仕事を手伝うんだろうね」
「これってフジテレビへのボランティアじゃない?」
42人も動員したおかげで午前10時からの作業は正味2時間ほどで終了し、それ以外はずっと「休憩」。午後4時までの予定だった「ボランティア」は3時で打ち切られて帰路へ……。
旅行会社の担当者は、
「何度かボランティアバスを企画してきて、これまでは民家の泥かきなど普通の作業を紹介されてきました。今回に限って、『お祭りの手伝い』と言われて引き受けましたが、不満を感じられたお客様もいて、申し訳なく思っています」
と語る。ボランティアセンターの担当者はこう言う。
「フジテレビからは『27時間テレビ』と同じ場所で『復興市』を開くのに人手がほしいと依頼がありましたので、『復興市』に要するテントなどの設営に限って人を割り振りました」
翌24日に「復興スマイルライブ」を見た役場職員は、
「約3千人の観客が集まって、ライブが始まる前は無名の芸人さんが前座でショートコントをしたり、本番の盛り上げ方を指導したりしてましたね。ボランティアが設置したテントではタコのから揚げやカキ氷などが振る舞われてました」
と振り返る。この日もボランティアに訪れていた関西の高校生らが、駐車場での誘導や入場の受付などに動員されていたという。
フジテレビに質問すると、
「『復興スマイルライブ』はフジテレビの『27時間テレビ』を契機としたものですが、南三陸町に企画趣旨をご理解、賛同いただいた、町の復興を目的としたイベントであると認識しております」
との回答だった。
娯楽を届けるのも立派な仕事だが、それが果たして民家の泥かきや片付けを差し置いてまで敢行すべき「ボランティア」だろうか。 (本誌取材班)
2014年01月09日発覚 ドラマ「最高の離婚」
小道具に「tsunami_lucky(津波ラッキー)」
参考:
【衝撃】フジテレビのドラマで使われた小道具の名刺のアドレスが”tsunami-lucky”だと話題に - NAVER まとめ
第10話、初回放送(=再放送ではない放送)は2013年03月14日だそうです。
「ガジェット通信」で取り上げられる
フジテレビが震災ドラマの小道具に「tsunami-lucky」と記載し物議に
2014.01.11 01:15 記者 : ソル
...
フジテレビが木曜日の22時から放送していた『最高の離婚』というドラマ内にて小道具の名刺が原因でネット上で物議になっている。
その原因となった小道具はある男性が出した小道具で名前には「都並竜也」と書かれて居る。その名刺の下に書かれて居る、メールアドレスが「tsunami-lucky」なのである。
これを発見したネット住民は「日本で2011年に起きた東北大震災を煽って居る」とネット上で騒ぎになっており、さらに「都並を『つなみ』って読む時点で強引」、「都並はいいとしてラッキーを付けなくてもいいんじゃないの?」などの意見が挙がっている。
これをやりたくて名前を「都並」にしたんではないかと言う意見も挙がっているくらいだ。ちなみにこの名刺を出した人物はメインでは無いただのスカウトの男性。その男性にあえて「都並」という名前を付けたのは「tsunami-lucky」としたいがためだと推測されている。
この『最高の離婚』というドラマは東日本大震災発生時を描いたドラマ。今年2月8日には1年後を描いた『最高の離婚Special 2014』が放送予定だ。そのスペシャルドラマ内でも今回のようなメッセージが見つかるかもしれない。2月8日のドラマは要チェックだ。
また、フジテレビは過去にドラマ内の週刊誌の小道具に「Jap18」という言葉を交えて日本人を煽った過去がある。