【宮城】2012年06月23日 鈴木雄士容疑者(50)、松竹義照容疑者(56)
大震災復旧工事で不正受給=幼稚園長ら逮捕、全国初-宮城県警
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東日本大震災の災害復旧工事をめぐり、国の補助金を不正に受け取ったとして、宮城県警暴力団対策課は23日、補助金適正化法違反容疑で、私立幼稚園園長鈴木雄士(50)=宮城県利府町青葉台=、同園理事の自称不動産仲介業松竹義照(56)=仙台市青葉区一番町=両容疑者を逮捕した。
同課によると、震災絡みの補助金不正受給での逮捕は全国初という。鈴木容疑者は「虚偽の申請をした」と容疑を認めているが、松竹容疑者は「不正ではない」と否認しているという。
2人の逮捕容疑は、被災した宮城県多賀城市の私立幼稚園の復旧工事で、虚偽の復旧事業計画表や工事費約1300万円の見積書などを作成し県に提出。今年1月と4月、文部科学省が所管する私立学校の災害復旧に関する補助金計658万5000円を不正に受け取った疑い。(2012/06/23-18:24)
幼稚園長と理事を逮捕 震災補助金650万円を不正受給容疑 宮城県警
2012.6.23 19:00
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宮城県警暴力団対策課などは23日、東日本大震災の補助金を不正に受け取ったとして、補助金適正化法違反の疑いで、同県利府町青葉台、私立幼稚園園長、鈴木雄士容疑者(50)と、仙台市青葉区一番町、同幼稚園理事で自称不動産仲介業、松竹義照容疑者(56)を逮捕した。
2人の逮捕容疑は昨年7月、被災した私立学校建物を対象とした国の補助金申請で、被災した同県多賀城市にある幼稚園の被害実態よりも多い約1300万円の見積もりを宮城県に提出、今年1月以降に計約650万円を不正受給したとしている。
同課によると、鈴木容疑者は「不正に交付金を得るためにやった」と容疑を認め、松竹容疑者は「不正な見積もりではなく、実際にかかった費用だ」と否認。亀裂が入った幼稚園の壁や天井の一部を修復したが、県警が独自に費用を見積もりしたところ、申請額の半分以下だった。
震災補助金不正:復旧費水増しで幼稚園園長ら逮捕 全国初
毎日新聞 2012年06月23日 18時29分(最終更新 06月23日 19時14分)
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東日本大震災で被災した私立幼稚園の復旧費を水増しし国の補助金を受け取ったとして、宮城県警暴力団対策課などは23日、同県多賀城市の私立せいがん幼稚園の園長、鈴木雄士(50)=同県利府町青葉台3=と、理事、松竹義照(56)=仙台市青葉区一番町1=の両容疑者を、補助金適正化法違反容疑で逮捕した。震災補助金を巡る同法違反事の摘発は全国初とみられる。
逮捕容疑は、2人は共謀して昨年7月、文部科学省の私立学校災害復旧のための補助金を申請する際、被災の程度に比べて相場の倍以上に水増しした工事費約1300万円を請求。今年1月末と4月下旬の2回、計658万5000円の交付を受けた、としている。鈴木容疑者は容疑を認めているが、松竹容疑者は「復旧工事は実際に行われた」などと否認しているという。
同補助金は、被災した私立学校に対し、復旧工事費の半額を国が補助する制度。同幼稚園は津波被害はなかったが、揺れで園舎の壁に亀裂が入るなどした。しかし、県警によると実際に必要な復旧費用は約600万円以下だという。
幼稚園長と理事を逮捕 東日本大震災の補助金不正受給容疑
2012/6/23 20:20
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宮城県警暴力団対策課などは23日、東日本大震災の補助金を不正に受け取ったとして、同県利府町青葉台3、私立幼稚園園長、鈴木雄士容疑者(50)と、仙台市青葉区一番町1、同幼稚園理事で自称不動産仲介業、松竹義照容疑者(56)を補助金適正化法違反の疑いで逮捕した。
県警は、震災絡みで同法違反容疑の逮捕は岩手、宮城、福島3県で初めてとしている。
2人の逮捕容疑は昨年7月、被災した私立学校建物を対象とした国の補助金申請で、幼稚園の被害実態よりも多い約1300万円の見積もりを宮城県に提出、今年1月以降に計約650万円を不正受給した疑い。
同課によると、鈴木容疑者は「不正に交付金を得るためにやった」と容疑を認め、松竹容疑者は「不正な見積もりではなく、実際にかかった費用だ」と否認している。
幼稚園は被災した同県多賀城市にあり、亀裂が入った園舎の壁や天井の一部を修復したが、県警が独自に費用を見積もりしたところ、申請額の半分以下だった。
補助金は文部科学省の所管事業「平成23年度私立学校建物其他災害復旧費補助金」で、半額を国が補助する。〔共同〕
【東京】2012年07月03日
「震災がれき処理で上場」 高齢女性が1500万円詐欺被害
2012.7.3 12:26
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東京都江戸川区の無職女性(84)が、東日本大震災のがれき処理をする会社の社債購入を持ちかけられ、1500万円をだまし取られる被害に遭っていたことが3日、警視庁小岩署への取材で分かった。同署は詐欺容疑で捜査している。
同署によると、4月中旬、女性方に証券会社社員を名乗る男から「被災地のがれき処理などを扱い、8月に上場する会社がある。上場すれば株は20、30倍になる」などと電話があった。数日後にこの会社のパンフレットが郵送されてきたといい、女性は転換社債の購入代金として自宅を訪れた同社社員を名乗る男に、2回に分けて計1500万円を手渡した。
男らと連絡が取れなくなったため、女性が今月1日に同署に相談した。
【和歌山】2012年07月09日 指定暴力団山口組系暴力団組長、松下功容疑者(46)、畑口忠史容疑者(46)ら男4人
震災義援金集めをシノギに 詐欺容疑で暴力団組長ら逮捕 和歌山
2012.7.9 22:38
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東日本大震災の被災地に届ける義援金の募金活動を装い、通行人から現金をだまし取ったとして、和歌山県警組織犯罪対策課と田辺署は9日、詐欺容疑で、和歌山県上富田町の指定暴力団山口組系暴力団組長、松下功容疑者(46)と同県田辺市の同組員、畑口忠史容疑者(46)ら男4人を逮捕した。
松下容疑者らはアルバイト十数人を雇い、震災の4日後から大阪や兵庫の街頭で“偽募金”を繰り返していたという。松下容疑者は「何も言いたくない」、畑口容疑者は「参加していない」と容疑を否認しているという。
逮捕容疑は、昨年3月15日から5月18日にかけて、大阪市のJR天王寺駅や兵庫県の阪神尼崎駅などの駅前で、募集したアルバイトに「東日本大震災募金に協力お願いします」などと通行人に呼びかけて義援金を募らせ、集まった現金をだまし取ったとしている。
実行役のアルバイトらは「関西ボランティア協会」を名乗って活動。県警が「募金活動のアルバイトがある」との情報を入手し、捜査していた。判明しているだけで26カ所、計約38万円を集めており、県警が金の使途を調べている。
2012年7月10日8時31分
「震災義援金」街頭募金で詐欺容疑 暴力団組長ら逮捕
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東日本大震災の義援金と偽った街頭募金で現金をだまし取ったとして、和歌山県警は9日、詐欺の疑いで、山口組系暴力団組長の松下功容疑者(46)=同県上富田町=と配下の組員ら男4人を逮捕し、発表した。松下容疑者は容疑を否認しているという。
田辺署によると、昨年3月から同5月にかけて、大阪、兵庫、奈良3府県の駅前など26カ所で、知り合いの男女12人に東日本大震災募金への協力を呼びかけさせ、通行人などから集めた現金計約38万円をだまし取った疑いがある。署によると、募金活動時の服装は黄色のジャンパーで統一し、架空のボランティア団体を名乗っていたという。集めた金は組活動に使っていたとみて調べている。
詐欺:東日本大震災の街頭募金装い 容疑で暴力団組長ら4人逮捕""県警など /和歌山
毎日新聞 2012年07月10日 地方版
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県警組織犯罪対策課、田辺署は9日、東日本大震災の義援金の街頭募金を装い、大阪府、兵庫、奈良県で現金をだまし取ったとして、上富田町南紀の台、指定暴力団山口組系組長、松下功容疑者(46)ら4人を詐欺容疑で逮捕した。
他に逮捕されたのは▽田辺市新万、同組員、畑口忠史(46)▽千葉県船橋市丸山2、会社員、森下佳紀(36)▽海南市下津町方、アルバイト、田尾彰良(48)""の各容疑者。
容疑は、共謀して11年3月15日05月18日、大阪府、兵庫県、奈良県の駅付近など26カ所で、知人や関係者ら男女12人に募金箱を持たせて街頭に立たせるなどして、通行人から計約38万円をだまし取ったとされる。
県警によると、森下容疑者以外は否認している。駅近くなどでそろいのジャンパーを着て「関西ボランティア協会」を名乗っていた。「被害に遭った人たちを応援します」と印刷したチラシを配り、通行人に「協力をお願いします」と呼びかけていた。余罪を追及するとともに、街頭に立った関係者も任意で調べている。
大阪府社会福祉協議会は「(善意に)つけ込むのは残念で怒りを覚える。一生懸命活動されている方にとっても許せない行為」としている。【竹内望】
【千葉】2012年07月09日 松田脩平容疑者(29)と従業員の男11人
出資法違反:貸金業者ら12人逮捕 高金利で被災者らに
毎日新聞 2012年07月09日 12時48分(最終更新 07月09日 13時50分)
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警視庁と岩手県警の合同捜査本部は9日、千葉県柏市常盤台、貸金業、松田脩平容疑者(29)と従業員の男11人を出資法違反(高金利)と貸金業法違反(無登録営業)容疑で逮捕したと発表した。東日本大震災の被災者や、取引先の被災によって資金繰りが厳しくなった経営者らを含む全国745人に法定利息の最大949倍で違法に貸し付けていたとみて調べている。
逮捕容疑は今年102月、東京都千代田区で無登録の貸金業を営み、震災で取引先が被災し資金繰りが厳しくなった福島県郡山市の板金加工場経営の女性(45)ら7人から、法定利息を139万円上回る145万円の利息を受け取ったとしている。松田容疑者ら6人は「金もうけのためにやった」と認め、6人は否認している。
警視庁によると、携帯電話のショートメールで「融資ご案内」などの広告を送り、405年前から違法に営業していたとみられる。押収された携帯電話の記録などから、今年1月1日03月2日、被災した岩手、宮城、福島の3県の50人を含む745人に約5900万円を貸し付けたとされる。【黒田阿紗子】
【新潟】2012年08月21日 新潟市の無職男(50)
被災者装い無料宿泊 男立件へ
2012年8月21日 17時47分
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東日本大震災の被災者を装いホテルに無料で宿泊したり、被災者用のアパートに入居したりして、新潟県や新潟市から補助金をだまし取ったとして、新潟県警は近く、新潟市の無職男(50)(窃盗罪で公判中)を詐欺容疑で立件する方針であることが捜査関係者への取材で分かった。捜査関係者によると、男は昨年7~9月、新潟市が避難所に指定していた同市西区のビジネスホテルで、避難者カードに福島県相馬市で被災したなどとうその内容を記入し、約2か月滞在。宿泊費約35万円をだまし取った疑いがもたれている。宿泊費は、市が全額補助していた。さらに男は昨年9月、県が6万円を上限に家賃を補助する制度を使って、市内のアパートに移り住み、今年5月まで内縁の妻と一緒に生活。少なくとも県から受けた家賃補助約50万円も、だまし取った疑いがもたれている。
【奈良】2012年08月28日 暴力団山口組系組員、古屋末治容疑者(43)と住所不定、無職、島広美容疑者(47)
詐欺:東日本大震災の復興に便乗、容疑で組員ら2人逮捕−−県警 /奈良
毎日新聞 2012年08月29日 地方版
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東日本大震災の復興に便乗した架空の飲食店経営の話を持ちかけ、現金をだまし取ったとして県警組織犯罪対策2課と奈良署は28日、東大阪市の指定暴力団山口組系組員、古屋末治容疑者(43)ら2人を詐欺容疑で逮捕した。
逮捕容疑は、住所不定、無職、島広美容疑者(47)と共謀。大阪府立の特別支援学校の男性教諭(58)=同府大東市=に対し今年2月、府内のホテルで「仙台の繁華街のビルに空き室が出る」などとうそを言って業務委託契約を結び、手付金名目で現金200万円を詐取。同3月、不審に思った男性が解約を申し出ると、「契約違反。もう仙台にプロジェクトのための人を行かせている」などと言い、違約金名目でさらに現金200万円をだまし取ったとされる。
同署によると、古屋容疑者は「仙台で店を出そうとしていたのは事実」と否認し、島容疑者は認めているという。
【山口】2012年09月03日 吉田良太容疑者(26)
女性牧師から現金詐取 「震災で婚約者失った」とうそ
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山口県警宇部署は3日までに、東日本大震災で婚約者を失ったと偽り牧師から現金をだまし取ったとして、詐欺の疑いで、住所不定、無職の男(26)を逮捕した。
逮捕容疑は、7月6日ごろ、山口県宇部市のキリスト教会で「震災で婚約者を失い、何もかも嫌になってここまできた。就職が決まりそうなので、生活費を貸してください」とうそをつき、牧師の女性(45)から現金6万円をだまし取った疑い。
男が行方をくらましたため、牧師は8月に被害届を提出。鹿児島市内のキリスト教会にいるところを逮捕された。「返すあてもなく金をだまし取ったことは間違いない」と容疑を認めている。宇部署が余罪を調べている。
[ 2012年9月3日 10:26 ]
女性牧師に「震災で婚約者失い」とウソ、金詐取
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東日本大震災の被災者を装い牧師から現金をだまし取ったとして、山口県警宇部署は2日夜、住所不定、無職吉田良太容疑者(26)を詐欺の疑いで逮捕した。
発表によると、吉田容疑者は7月6日頃、同県宇部市内のキリスト教会の女性牧師(45)に「東日本大震災で婚約者を失って何もかも嫌になった。就職が決まるまでの生活費を貸してください」とうそをつき、6万円を詐取した疑い。容疑を認めているという。
吉田容疑者がなかなか返金しないため、不審に思った牧師が被害届を出していたところ、8月下旬に再び電話で金を無心してきたという。その際、「鹿児島にいる」と話したため、署員が鹿児島市内の教会にいる容疑者を発見した。署で余罪を追及する。
(2012年9月3日15時05分 読売新聞)
【警察発表】2012年09月06日 暴力団犯罪 2013年06月までに27件を摘発
組員120人、身分隠し被災者向け融資受ける
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警察庁は6日、昨年3月の東日本大震災から今年6月までに全国で震災関連の暴力団犯罪計27件を摘発したと発表した。
被災者向け融資金詐欺のほか、復旧・復興事業に組織的に介入したケースもあることから警戒を強めている。
岩手県警は昨年7月と10月に仮設住宅建設や店舗復旧工事に作業員を派遣した組幹部らを労働者派遣法違反容疑で相次いで逮捕。また宮城県警の調査では、身分を隠して被災者向け融資を受けていた組員が約120人に上ることが判明し、一部が詐欺容疑で立件されるなど計17件が摘発された。
今年上半期も10事件が摘発された。5月には福島県警が、事故後の東京電力福島第一原発の復旧工事に作業員を送り込んだ組幹部を労働者派遣法違反容疑で逮捕。その後の調べで、利益の一部は上部組織に上納されていたことも発覚した。
(2012年9月6日12時33分 読売新聞)
【東京】2012年09月10日 住吉会系組長、四戸悟容疑者(60)と、同組員、永島正人容疑者(39)
仮払補償金:東電から詐取容疑、組長ら逮捕
毎日新聞 2012年09月10日 20時35分(最終更新 09月10日 21時37分)
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東日本大震災20+件に伴う東京電力福島第1原発事故の仮払補償金を東電からだまし取ったとして、警視庁向島署は10日、仙台市若林区五橋3、住吉会系組長、四戸(しのへ)悟(60)と、東京都中野区上高田3、同組員、永島正人(39)の両容疑者を詐欺20+件容疑で逮捕したと発表した。補償金だけでなく義援金など数百万円をだまし取った疑いもあり、裏付けを進めている。いずれも容疑を認めているという。
逮捕容疑は昨年4月と7月、永島容疑者が福島県南相馬市原町区に住んでいるように装って東電に仮払補償金を申請し、現金計約100万円をだまし取ったとしている。
東電によると、仮払補償金を巡り詐欺20+件被害が発覚したのは初。
同署によると、永島容疑者は震災発生時の昨年3月11日には名古屋刑務所に収監中。同24日に出所し、同日から南相馬市に住んでいるとする住民票を、四戸容疑者の指示で同市に提出していた。
補償金を受け取るには3月11日時点での居住実績の証明が必要だが、東電は「当時は着の身着のまま避難していた住民にも支払っており、全てをチェックするのは難しかった」としている。
【福島】2012年09月28日 谷本久夫容疑者(53)
修理名目1150万円詐欺容疑 郡山の業者逮捕 被災者宅男性被害
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東日本大震災で壊れた住宅の修理名目で代金をだまし取ったとして、福島県いわき南署は県警本部生活環境課の応援を得て27日までに、詐欺などの疑いで郡山市中町16ノ12、住宅設備業谷本久夫容疑者(53)を逮捕した。
同署などの調べでは、谷本容疑者は昨年5月から今年6月にかけ、震災で住宅が一部損壊したいわき市の男性(51)と住宅リフォーム工事を契約。契約通りの工事をするように見せ掛け「代金を先払いすれば完成させる」などとうそを言い11回にわたり、合わせて現金約1150万円をだまし取った疑い。谷本容疑者は容疑を一部否認しているという。
谷本容疑者は昨年9月ごろ、いわき市内の別の男性宅を訪れ、トイレのリフォームで修理の必要がない部分も工事し、約20万円をだまし取ったとして詐欺と特定商取引法違反(不実の告知)の疑いで6日に同署に逮捕されていた。
同署などによると、谷本容疑者は「開成住宅設備」の社名で住宅リフォーム業を営んでいた。同署などには、同様の相談が十数件寄せられているという。
( 2012/09/28 09:43カテゴリー:主要 )
詐欺:リフォーム装い1150万円詐取容疑 郡山の業者再逮捕 /福島
毎日新聞 2012年09月28日 地方版
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東日本大震災で修理が必要になった家のリフォーム工事を装って現金約1150万円をだまし取ったとして、いわき南署や県警生活環境課は27日、郡山市中町、住宅設備業「開成住宅設備」代表の谷本久夫容疑者(53)を詐欺10+件容疑で再逮捕した。9月6日にも同市の男性から20万円をだまし取ったとする同容疑などで逮捕されており、同署は余罪についても調べている。
逮捕容疑は、昨年5~6月、いわき市内で被災した男性(51)方を訪問、屋根や外壁の修理などをするように装い、先払いすれば早く工事をすると言って、代金を先払いさせ11回にわたって現金1150万円をだまし取ったとしている。同容疑者は工事をするふりをしていた。
谷本容疑者は震災後に「トイレ工事を請け負った業者が倒産したのでアフターに来ました」などと言って住宅を訪問し、シロアリ駆除やリフォーム工事を契約。多数の違反行為があったとして今年3月から12カ月間、県の業務停止命令を受けている。【泉谷由梨子】
【千葉】2012年11月14日
無登録で復興への出資募った疑い、関係者宅捜索
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「群馬個人融資支援会」と名乗る団体が、東日本大震災の復興事業を名目に、国の登録を受けずに出資金を募った疑いが強まったとして、千葉県警は14日、団体メンバーで前橋市の30歳代の男の自宅など5か所を金融商品取引法違反(無登録)容疑で捜索した。
県警は、この団体が全国の約70人から約5億円を集めたとみて、押収した通帳や顧客名簿などを調べる。
発表によると団体は2011年3~7月、国の登録を受けずに千葉県木更津市の自営業の女性(57)から、6回にわたり計900万円を出資金として受け取った疑い。女性に「震災復興のため仮設住宅事業として1万棟を建てる準備をしている。国から助成金50億円が出るので、6%の利息が出る」と持ち掛けたが、その後、女性に「計画が頓挫した」と連絡してきたという。一部しか返金されず、女性が県警に相談した。
(2012年11月14日21時05分 読売新聞)
【宮城】2012年12月09日 青木康将被告(34)
被災者装い支援金詐取 罹災証明書だまし取った容疑者
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東日本大震災の被災者を装い、沖縄県の支援制度を悪用してホテル宿泊代や家賃を不正に受け取ったとして、仙台東署は7日、詐欺の疑いで、東京都足立区弘道2丁目、会社員青木康将容疑者(34)を再逮捕した。
逮捕容疑は昨年5月25日ごろ、沖縄県の被災者受け入れ対策チームに対し、うその旅費や宿泊費支援の申請書をファクスで送信。同年5月末に仙台から空路で沖縄に渡った後、那覇市内のホテルに約1カ月間滞在し、航空運賃と宿泊代計約18万円をだまし取った疑い。
さらに、避難者向け借り上げ住宅の入居申込書などを対策チームに出して同年6月末から約8カ月間、那覇市のマンションに住むように装って家賃約45万円を不正に受け取った疑い。
東署によると、「金が欲しかった」などと容疑を認めている。マンションの部屋は知人の30代男性に貸していたという。
青木容疑者は昨年4月26日、震災前の3月に東京から宮城野区蒲生に異動したように見せ掛けるうその住民異動届などを宮城野区役所に提出して、罹災(りさい)証明書を入手したなどとして、今年10月31日に電磁的公正証書原本不実記録・同供用などの容疑で逮捕された。
2012年12月08日土曜日
詐欺:被災者装い沖縄県の制度申請 東京の男、容疑で逮捕 /宮城
毎日新聞 2012年12月09日 地方版
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東日本大震災の被災者を装い、沖縄県からホテル滞在費や家賃計約63万円をだまし取ったとして、仙台東署は7日、東京都足立区弘道2、会社員、青木康将被告(34)=別の詐欺未遂罪などで起訴=を詐欺容疑で逮捕した。
容疑は、被災していないにもかかわらず、昨年5月、震災避難者の旅費や宿泊費を支援する沖縄県の制度に申請。同6月には、同県への避難者の家賃補助制度も悪用し、航空券代や8カ月分の家賃など計約63万4000円をだまし取ったとされる。同署によると、「被災者を装えば金が取れると思った」と容疑を認めているという。
青木容疑者は、被災者を装って虚偽の住民異動届を提出して義援金をだまし取ろうとしたとして今年10月31日、詐欺未遂などの容疑で逮捕、起訴されている。容疑は、昨年4月、震災前の3月1日から仙台市宮城野区に居住していたように装い、住民票を東京都豊島区から異動し、義援金45万円の支給を申請したとされる。同市職員が住民票の変更時期を不審に思い、支給を差し止めたという。【金森崇之】
【宮城】2012年12月21日
消費者被害防止連絡会議:防災器具詐欺多発 実態など情報共有 /宮城
毎日新聞 2012年12月21日 地方版
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東日本大震災後、防災意識の高まりにつけ込んで多発している防災器具の詐欺的商法の被害に歯止めをかけようと県警は20日、県消費生活センターや東北財務局などと「消費者被害防止連絡会議」を開催。被害の実態などの情報を共有した。
会議では県警の阿部茂生活安全部長が「関係機関との連携を強め、被害防止と犯罪グループ検挙につなげたい。震災で被災された方々が更に被害を受けないよう、危機意識を持って協力していきたい」とあいさつ。その後出席者らは、被害者からの相談内容などの被害実態について情報交換した。
県内では6月、消火器販売業の男が消防団員を装って住宅を訪問し、「古い消火器を交換した方が良い」などと促して、中古の消火器を新品と偽って1本2万円で販売。特定商取引法違反容疑で逮捕されている。このほか、高齢者や被災者を狙ったオレオレ詐欺や還付金詐欺なども多発。県警によると11月末現在、県内では66件の詐欺事件が発生し、被害総額は約2億8000万円にのぼるという。【近藤綾加】
【大阪・神奈川】2012年12月29日 大山多賀男容疑者(48)
水源地巡る投資詐欺容疑、海外逃亡の男逮捕
2012/12/29 21:20
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水源地や金山採掘の権利売買をうたった投資詐欺事件で、大阪府警などの合同捜査本部は29日、職業不詳の大山多賀男容疑者(48)を詐欺容疑で逮捕した。
一連の詐欺事件では、合同捜査本部がこれまでに1億9千万円分の被害を立件。33人が起訴されている。合同捜査本部は大山容疑者が詐欺グループのリーダー格だったとみている。
合同捜査本部は事件発覚後、大山容疑者が海外に逃亡したとみて、国際刑事警察機構(ICPO)を通じて行方を追っていた。27日にマカオ当局が身柄を拘束。日本に移送後、逮捕した。
逮捕容疑は昨年7~8月、架空の金山開発にまつわる「譲渡担保権付社員券」と称する権利を購入すれば「十数倍で買い取る」などとうそを言い、奈良市内の男性から約1300万円をだまし取った疑い。
2015.1.8 07:04更新
架空事業で詐欺容疑、4人再逮捕「震災で石炭需要」 神奈川
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水源地開発をめぐる投資詐欺事件に絡み、架空の石炭採掘事業の権利売買をもちかけて高齢者から現金をだまし取ったとして、県警などの合同捜査本部は7日、詐欺容疑で、詐欺グループのリーダーで経営コンサルタント、大山多賀男被告(50)=東京都文京区、同罪で起訴=ら男4人を再逮捕した。
再逮捕容疑は、ほかの数人と共謀して平成23年9月から同年11月にかけ、東京都世田谷区の無職女性(83)ら男女2人に北海道での架空の石炭採掘事業に関する採掘権の売買をもちかけ、指定する銀行口座に代金として現金計4020万円を振り込ませたとしている。県警は認否を明らかにしていない。
県警生活経済課によると、大山容疑者らは活動実体がない会社の社員を名乗り、「東日本大震災の原発事故の影響で石炭が見直されている。法人では購入できない採掘権を購入したら、当社が高額で買い取る」などと嘘をついて電話で勧誘。北海道釧路市内の山中に、広さ約44万平方メートルの土地を約1300万円で購入していたという。
合同捜査本部は、大山容疑者らの詐欺グループが21年から24年にかけ、水源地開発事業などほかの架空投資話も含め、全国の高齢者ら約3千人から計約160億円を集めたとみている。