2005年、エリイ、卯城竜太、林靖高、水野俊紀、岡田将孝、稲岡求で結成したアート集団()。
東京の渋谷駅構内に展示されている壁画に福島原発風の落書きをする
被害に遭った作品
「明日の神話」
- 東京都渋谷区、渋谷マークシティの京王井の頭線渋谷駅とJR渋谷駅を結ぶ連絡通路にある巨大壁画
- 作者 岡本太郎
- 寸法 縦5.5メートル、横30メートル
- 第五福竜丸が被爆した際の水爆の炸裂の瞬間をテーマにしている
落書き部分について
↑落書き部分
- 壁画の右下部分に、四つの原子炉建屋を描いたとみられる絵
- 絵は縦80センチ、横2メートルのベニヤ版に描かれ、壁に両面テープで貼り付けられていた
- 壁画に破損はない
時系列
▼2011年05月01日
0時ごろ落書きが追加される?
Twitterで壁画に落書きされていることが広まる。
23時ごろ落書き部分が撤去される。
▼2011年05月12日
Chim↑PomがYoutubeで落書きの作成過程をUPする
▼2011年07月13日
メンバー3人が書類送検決定。
参考
岡本太郎「明日の神話」いたずら事件の経緯まとめ - NAVER まとめ
岡本太郎氏の壁画にいたずら=福島原発?の絵貼り付け-警視庁が捜査、東京・渋谷駅
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JR渋谷駅構内に展示されている芸術家の故・岡本太郎氏の壁画「明日の神話」に、何者かが福島第1原発事故を模したとみられる絵を付け加えていたことが2日、警視庁渋谷署への取材で分かった。同署は悪質ないたずらとみて、軽犯罪法違反などの疑いで捜査している。
同署によると、1日午後9時半ごろ、「ツイッターで見た」と女性から通報があり、同署員が駆け付けたところ、縦5.5メートル、幅30メートルの壁画の右下部分に、四つの原子炉建屋を描いたとみられる絵が貼り付けられていた。骨組みだけになった建屋もあり、事故をイメージしたとみられる。
絵は縦80センチ、横2メートルのベニヤ板のようなものに描かれており、壁に両面テープで貼り付けられていた。壁画に破損はなく、同署は絵を撤去し調べている。(2011/05/02-12:00)
原発事故をイメージ? 渋谷駅、岡本太郎の壁画にいたずら ベニヤ板の別の絵が…
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2011.5.2 11:28
渋谷駅構内(東京都渋谷区)に飾られている画家、故・岡本太郎氏の壁画「明日の神話」の一角に、ベニヤ板に描かれた別の絵が張られているのが見つかり、警視庁渋谷署が軽犯罪法違反などの疑いで捜査している。
同署によると、板は縦約80センチ、横約200センチで、壁画にテープで張り付けてあった。福島第1原発の原子炉建屋をイメージしたような、4つの骨組みだけの建物から煙が出ている様子が描かれているという。
1日、同署に匿名で通報があり発覚した。いつ張られたかは不明だという。
「明日の神話」は岡本氏が昭和44年に制作した縦5・5メートル、横30メートルの巨大壁画。米国の水爆実験で、第五福竜丸が被爆した際の水爆の炸裂(さくれつ)の瞬間をテーマに描かれている。平成20年から同駅のJR改札と、京王井の頭線改札の間にある通路に展示されている。
岡本太郎「明日の神話」への落書き 「いたずらと切り捨てられない」
渋谷の岡本太郎壁画への落書き アート集団が公開
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2011.5.18 19:48
東京都渋谷区の渋谷駅構内にある画家、故岡本太郎氏の壁画「明日の神話」の一角に1日、原発事故を連想させるベニヤ板張りの絵が張られていた事件を巡り、アート集団「Chim↑Pom」(チンポム)が18日夜、都内のギャラリーで開いた個展の内覧会で、壁画に絵を取り付けている映像作品と原画を公開、メンバーが「作品として付け足した」と話した。警視庁渋谷書が軽犯罪法違反容疑などで捜査している。
「Chim↑Pom」は6人組で、平成20年に広島の上空に飛行機で「ピカッ」という文字を描いて騒動になった。今回の絵は「LEVEL7 feat.『明日の神話』」と題され、岡本氏のタッチで壊れた4つの原発建屋が描かれている。メンバーの卯城竜太さん(33)は「(原発事故で)歴史は更新されてしまったので、ヒバクのクロニクル(年代記)に(福島を)付け足した。作品を岡本太郎記念館に寄贈したい」などと話した。
岡本太郎さんの壁画に絵を付け加えた「Chim←Pom(チンポム)」…軽犯罪法違反でメンバー3人を書類送検へ・警視庁
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20110703k0000m040100000c.html (リンク切れ)
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東京・渋谷駅構内に飾られている芸術家の故岡本太郎さんの巨大壁画「明日の神話」に福島第1原発事故を模した絵が付け加えられた問題で、警視庁渋谷署は週明けにも東京の若手美術家グループ「Chim←Pom(チンポム)」のリーダーら28~33歳の男性メンバー3人を軽犯罪法違反(はり札)容疑で書類送検する方針を固めた。
送検容疑は4月30日夜、爆発した四つの原子炉建屋を描いた絵の板(縦約80センチ、横約2メートル)を、岡本さんの壁画(縦5.5メートル、横30メートル)の右下につなげる形ではり付けたとしている。
リーダーらは5月18日に記者会見し自分たちが掲示したことを認め、絵をはり付ける様子を映した映像と原画を公開。渋谷署はメンバーらから動機などを任意で聴取していた。
グループは08年、広島市上空に小型ジェット機で「ピカッ」という文字を飛行機雲を使って浮かび上がらせ、被爆者らから批判を受けたことがある。
岡本太郎氏の壁画に無断貼り絵の“芸術家”3人を書類送検
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2011.7.4 12:21
東京・渋谷駅構内にある画家、故岡本太郎さんの壁画「明日の神話」に今年5月、原発事故を連想させる絵が張り付けられているのが見つかった問題で、警視庁渋谷署は4日、軽犯罪法違反(はり札)の疑いで、アート集団「Chim←Pom」(チンポム)の28~33歳の男性メンバー3人を書類送検した。
同署によると、3人は容疑を認め、「福島原発のような事故を起こさないよう、警鐘を鳴らすためにやった」と供述している。
送検容疑は4月30日夜、壁画の右下に、4棟の骨組みだけになった原子炉建屋のような絵を描いたベニヤ板(縦約80センチ、横約2メートル)を無断で張り付けたなどとしている。
チンポムは平成20年、原爆被爆地の広島上空で、飛行機雲で「ピカッ」という文字を描くパフォーマンスを行い、被爆者らの批判を受けて謝罪していた。